法人口座おすすめネット銀行4選

今回は、法人口座おすすめネット銀行についてや、その選び方などについて徹底解説します。

法人口座おすすめネット銀行4選

法人口座を作る時におすすめな4社を紹介します
結論から申し上げますと、法人口座おすすめネット銀行は以下の4つです。

以下ではそれぞれのネット銀行について詳しく紹介します。

ネット銀行 GMOあおぞらネット銀行 住信SBIネット銀行 楽天銀行 PayPay銀行
振込手数料(税込) ・同行宛:無料
・他行宛:145円
(とくとく会員の場合は135円)
・同行宛:無料
・他行宛:145円
・同行宛:52円
・他行宛:3万円未満150円、3万円以上229円
・同行宛:55円
・他行宛:160円
入出金手数料(税込) 110円/回 110円/回 220円~275円 ・利用金額3万円以上:0円
・利用金額3万円未満:165円~330円
口座開設日に要する期間 最短当日 翌営業日 2週間程度 最短当日
対応ATM ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・VIEW ALTTE
・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・Pat Sat
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・VIEW ALTTE
・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・三井住友銀行
普通預金金利 0.001% 0.001%~0.01% 0.001% 0.001%
定期預金金利 0.03%~0.04% 0.02% 0.01%~0.04% 0.01%
入出金限度額 0円~200万円 10万円~10億円 1,000円~300万円 0円~50万円
振込限度額 1億円 1億円 3,000万円 1億円
Pay-easy(ペイジー) ×
海外送金 ×

 

GMOあおぞらネット銀行は各種手数料が安い

基本情報 詳細
振込手数料(税込) ・同行宛:無料
・他行宛:145円
(とくとく会員の場合は135円)
入金手数料(税込) 110円/回
出金手数料(税込) 110円/回
口座開設日に要する期間 最短当日
対応ATM ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
普通預金金利 0.001%
定期預金金利 0.03%~0.04%
その他サービス ・ビジネスデビットカードの利用で1.0%キャッシュバック
・振込入金口座(バーチャル口座)最大2,000口座利用可能
・Pay-easy(ペイジー)対応

GMOあおぞらネット銀行の最大の特徴は、振込手数料をはじめ各種手数料が安く済むという点です。

まず、振込手数料に関しては同行宛てなら無料、他行宛でも145円と低コストですし、口座開設費用や口座開設手数料も一切かかりません。

ちなみに、「振込料金とくとく会員(月額500円)」と呼ばれる会員に登録することで、他行宛の振込手数料が135円、ATMでの出金手数料(110円/回)が月5回まで無料になります。

また、会社設立1年未満である場合は、他行宛の振込手数料が毎月20回まで無料になるのもメリット。

口座開設も最短当日で開設することができるので、急いでいる場合にも対応することができるでしょう。
(最短当日で口座を開設するには、取引担当者と会社代表者が同じで、なおかつ本人確認としてセルフィー動画を提出する必要があります)

なお、口座開設時に「Visaデビットカード(年会費・発行手数料無料)」を作成することで、1%キャッシュバックされるのも利点ですね。

更にPay-easy(ペイジー)に対応していることから、国庫金納付や社会保険料の支払いがネット決済で便利に使えます。加えて、定額自動振込などのサービスにより業務の効率化も期待できるでしょう。

GMOあおぞらネット銀行のおすすめポイント

  • 振込手数料をはじめ各種手数料が安い(振込料金とくとく会員入会でさらにコスト削減)
  • 会社設立1年未満なら他行宛の振込手数料が毎月20回まで無料
  • ビジネスデビットカードの利用で1.0%キャッシュバックされる

GMOあおぞらネット銀行口座開設はこちら

住信SBIネット銀行は振込手数料が最大20回無料

基本情報 詳細
振込手数料(税込) ・同行宛:無料
・他行宛:145円
入金手数料(税込) 110円/回
出金手数料(税込) 110円/回
口座開設日に要する期間 翌営業日
対応ATM ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・VIEW ALTTE
普通預金金利 0.001%~0.01%
定期預金金利 0.02%
その他サービス ・「振込優遇プログラム」により口座開設日の当月・翌月は、振込手数料が月10回無料
・デビットカードの利用で0.8%のポイント還元

住信SBIネット銀行も、GMOあおぞらネット銀行と同様に振込手数料をはじめ各種手数料が最安水準であることが魅力的です。

振込手数料に関しては、「振込優遇プログラム」により口座開設月・翌月なら10回まで無料。

それ以降でも「被振込件数月間10件以上」「デビットカードの利用金額が10万円以上」といった条件を1つ満たすごとに月10回無料(月最大20回無料)になります。

また、住信SBIネット銀行では、オンラインビジネスローンがあります。これを利用すれば書類や面談不要で最短当日で最大3,000万円までの融資を受けることが可能。

更には、助成金・補助金支援(原則返済は不要)も用意されていたりと、資金繰りをするうえでありがたいサービスが充実しているのも特徴です。

住信SBIネット銀行のおすすめポイント

  • 利用状況により振込手数料が最大20回まで無料になる
  • 書類や面談不要のオンライン融資が受けられる
  • 助成金・補助金支援サービスが用意されている

楽天銀行は海外送金サービスをお得に利用可能

基本情報 詳細
振込手数料(税込) ・同行宛:52円
・他行宛:3万円未満150円、3万円以上229円
入金手数料(税込) 220円~275円
出金手数料(税込) 220円~275円
口座開設日に要する期間 2週間程度
対応ATM ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・Pat Sat
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・VIEW ALTTE
普通預金金利 0.001%
定期預金金利 0.01%~0.04%
その他サービス ・デビットカード利用で1.0%ポイント還元
・最大20口座の同時開設に対応
・ビジネス向けの各種クラウドサービスを優待価格で利用できる
・Pay-easy(ペイジー)対応

楽天銀行の最大のメリットは、海外送金にかかる手数料が業界最低水準である点です。

そのため海外ビジネスに携わっている場合には、特に向いている口座であると言えるでしょう。

また、口座開設が1回で最大20口座までまとめて開設できることから、事業規模が大きい会社にも適しています。

更に楽天銀行では「楽天銀行ビジネスサポートプログラム」を用意。このプログラムの内容の一例は下記の通りになっています。

  • 契約審査ダイレクト楽天銀行プラン:契約審査に強いリーガルサービス
  • MakeLeaps楽天銀行無料プラン:見積書・請求書の作成・入金管理などに役立つ
  • 帳簿ソフトの無料利用権 など

このプログラムにより、楽天と提携するビジネス向けの各種クラウドサービスを優待価格で利用できることから、業務の効率化を図るなどするうえで大いに役立つでしょう。

その他、楽天銀行ではビジネスデビットカードも利用可能。
これを利用することで1.0%ポイント還元されるため、ビジネスでも活用できる提携サービス(楽天市場や楽天証券など)と併せて利用することで、より効率的なキャッシュバックが期待できる利点もあります。

Pay-easy(ペイジー)にも対応していることから、社会保険料などの支払いもスマホやパソコンから効率的に行うことができるでしょう。

ちなみに楽天銀行では、個人事業主向けの個人ビジネス口座もあるため、個人事業主の方でもそういった口座を設けたいのであれば検討してみると良いかもしれません。

最終手段としてお金を借りたいときにも楽天のサービスは強いので、楽天グループを幅広く活用したい方にもいいでしょう。

楽天銀行のおすすめポイント

  • 海外送金にかかる手数料が安い
  • 口座開設が1回で最大20口座までまとめて開設できる
  • ビジネスデビットカードの利用で1.0%ポイント還元
  • 楽天銀行ビジネスサポートプログラムを優待価格で受けられる

PayPay銀行は最短当日に口座開設可能

基本情報 詳細
振込手数料(税込) ・同行宛:55円
・他行宛:160円
入金手数料(税込) ・利用金額3万円以上:0円
・利用金額3万円未満:165円~330円
出金手数料(税込) ・利用金額3万円以上:0円
・利用金額3万円未満:165円~330円
口座開設日に要する期間 ・個人事業主:最短当日
・法人:最短7営業日程度
対応ATM ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・三井住友銀行
普通預金金利 0.001%
定期預金金利 0.01%
その他サービス ・口座開設~翌々月末まで振込手数料が月10回無料
書類や面談不要のビジネスローンが受けられる
・Pay-easy(ペイジー)対応

PayPay銀行であれば、個人事業主でも口座開設が可能なうえに、開設に要する期間も最短当日とスピーディーなのがメリットです。

また、法人口座の場合は、開設~翌々月末までは振込手数料が月10回まで無料なのも特徴。具体的には、他行宛であれば月に5回まで無料、同行宛であれば月に5回まで無料となっています。

更に、PayPay銀行では、書類や面談不要のビジネスローンが受けられます。

こちらは、スマホアプリからweb上で借り入れが可能と大変利便性に優れています。ちなみに、金利1.8%~13.8%、限度額は最大500万円となっています。

Pay-easy(ペイジー)にも対応しているため、保険料や税金などの支払いもネット上でに行うことが可能。これにより、税金などの支払いに必要な無駄な業務を省くことができます。

PayPay銀行のおすすめポイント

  • 個人事業主であれば最短当日に口座開設可能
  • 開設~翌々月末まで振込手数料が月10回無料
  • 書類や面談不要のビジネスローンが受けられる

法人口座ネット銀行の選び方5つ

法人口座ネット銀行には様々ありますが、そういった中から適したものを利用したいのであれば、主に下記の選び方について押さえておくと良いでしょう。

法人口座ネット銀行選び方5つ

  • 振込などにかかる手数料の高さ
  • 口座開設に必要な時間はどのくらいか
  • 入出金や振込の限度額の高さ
  • 提携ATMの豊富さ
  • Pay-easy(ペイジー)に対応している

振込などにかかる手数料の高さを値段で調査する

法人口座ネット銀行を選ぶうえでまず確認しておきたいのが、そのサービスにおける各種手数料についてです。

もちろん、各種手数料に関しては、安いほどコストが抑えられるという点で有利です。

以下では、各種手数料の違いについて詳しく解説していきたいと思います。

法人口座ネット銀行の振込手数料の違い

まずは、各法人口座ネット銀行における振込手数料の具体的な違いについて見ていきましょう。

銀行名 振込手数料(税込み)
同行宛 他行宛
GMOあおぞらネット銀行 無料 ・3万円未満:145円
・3万円以上:145円
(とくとく会員の場合は135円)
住信SBIネット銀行 無料 ・3万円未満:145円
・3万円以上:145円
楽天銀行 52円 ・3万円未満:150円
・3万円以上:229円
PayPay銀行 55円 ・3万円未満:160円
・3万円以上:160円

各法人口座ネット銀行における振込手数料を見た場合は、「GMOあおぞらネット銀行」または「住信SBIネット銀行」が最も安いと言えます。

ただし、GMOあおぞらネット銀行の場合、月額500円で入会できる「振込料金とくとく会員」に登録をすることで、他行宛の振込手数料が145円から135円に引き下がります。

加えて、振込料金とくとく会員では、ATM出金手数料(110円/回)が月5回まで無料になります。

そのため、ATMでの出金回数が月に5回を超えると想定される場合は、GMOあおぞらネット銀行で「振込料金とくとく会員」に登録をする方がわずかながらコスト削減に期待できるでしょう。

法人口座ネット銀行のATM手数料の違い

今度は、各法人口座ネット銀行におけるATM手数料の具体的な違いについて見ていきましょう。

銀行名 ATM手数料(税込み)
入金手数料 出金手数料
GMOあおぞらネット銀行 110円/回 110円/回
(「振込料金とくとく会員」入会で月5回まで無料)
住信SBIネット銀行 110円/回
楽天銀行 ・セブン銀行、イオン銀行、PatSat:220円/回
・その他提携銀行:275円/回
PayPay銀行 ・3万円未満:165円/回
(ゆうちょ銀行は2回目から330円/回)
・3万円以上:無料

ATM手数料(入金手数料・出金手数料)に関しても、「GMOあおぞらネット銀行」または「住信SBIネット銀行」が最も安いということが分かります。

なお、GMOあおぞらネット銀行であれば、「振込料金とくとく会員(月額)」に登録をすることで、出金手数料が月5回まで無料になります。

加えて、振込手数料が10円引き下がることから、ATMでの出金が月5回以上になる場合はGMOあおぞらネット銀行で「振込料金とくとく会員」に登録をするのが手数料的には最も安価になると言えます。

口座開設に必要な時間はどのくらいかをチェック

また、法人口座ネット銀行を選ぶうえで確認しておきたいのが、口座の開設に必要な時間(期間)についてです。

法人口座は、個人口座を設ける場合に比べても時間を要することがあり、遅ければ1カ月以上かかるようなところもあります。

しかし、その逆に早ければ最短当日で開設できるネット銀行もあるため、特に急いでいるのであればなるべくスピーディーに口座開設できるサービスを選択すべきでしょう。

なお、各法人口座ネット銀行における、口座の開設にかかる期間は下記の通りになります。

銀行名 口座開設に必要な時間
GMOあおぞらネット銀行 最短当日
住信SBIネット銀行 翌営業日
楽天銀行 2週間程度
PayPay銀行 ・個人事業主:最短当日
・法人:最短7営業日程度

口座開設に要する期間としては、「GMOあおぞらネット銀行」が最短当日と最も早いです。

その他、個人事業主であればPayPay銀行でも最短当日での口座開設が可能。

楽天銀行に関しては、資金調達サービスが充実しているのがメリットな反面、口座開設までに2週間程度の期間を要する点には気をつけておくと良いでしょう。

入出金や振込の限度額の高さ

1回あたりにつき数百万円以上といった高額の取引を行う場合は、入出金や振込の限度額について確認しておきましょう。

というのも、入出金や振込の限度額は、利用するネット銀行によって変わってくるからです。

なお、各ネット銀行における入出金や振込の限度額は、下記の通りになります。

銀行名 入出金限度額 振込限度額
GMOあおぞらネット銀行 0円~200万円 1億円
住信SBIネット銀行 10万円~10億円 1億円
楽天銀行 1,000円~300万円 300万円~3,000万円
PayPay銀行 0円~50万円 1億円

想定される取引金額によって、適したネット銀行を選択すると良いでしょう。

提携ATMの豊富さを調べる。振り込みやすさを重視

法人口座ネット銀行を選ぶ際は、対応しているATMの種類や豊富さについても確認しておきたいところです。

対応しているATMが多ければ多いほど、利便性が高まると言えます。

なお、各ネット銀行における提携ATMは、下記の通りになります。

銀行名 提携ATM
GMOあおぞらネット銀行 ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
住信SBIネット銀行 ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・VIEW ALTTE
楽天銀行 ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・Pat Sat
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・VIEW ALTTE
PayPay銀行 ・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・E.net
・ローソン銀行
・三井住友銀行

提携ATMの豊富さに関して言えば楽天銀行が最も多いです。

あとは、会社のオフィス近くにある利用頻度が多そうなATMの数や種類・設置場所を把握したうえで選ぶと良いでしょう。

Pay-easy(ペイジー)に対応している

Pay-easy(ペイジー)に対応しているネット銀行を選べば、社会保険料や税金の支払いが簡単になります。

そのため、こうした支払いを効率的に行いたいのであれば、Pay-easy対応のネット銀行を選びましょう。

なお、2023年2月現在では、住信SBIネット銀行以外のネット銀行はすべてPay-easyに対応しています。

法人口座としてネット銀行を選ぶ7つのメリット

法人口座を作成できる金融機関としては、ネット銀行をはじめ、都市型銀行(メガバンク)やゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫があります。

その中でネット銀行で法人口座を作る利点は何なのでしょうか?

法人口座としてネット銀行を選ぶメリットとしては、主に下記の点が挙げられます。

法人口座としてネット銀行を選ぶ7つのメリット

  • 口座維持管理料がかからない
  • 振込手数料が安い
  • 手続きがすべてWeb上で完結する
  • 口座開設に要する期間が短くて済む
  • 24時間365日ネット上で取引が可能
  • 預金の金利が高い
  • 独自の特典が充実している

なお、法人口座を提案してくる個人間融資は危険な場合があるので、法人口座の扱い方はルールを守る必要があります。

本当に貸してくれる個人間融資のようなものはあるのか?検証

口座維持管理料がかからない

法人口座としてネット銀行を選ぶ第一のメリットなのが、口座維持管理料(月額基本料)と呼ばれる費用が無料になるという点です。

例えば、ネット銀行以外で法人口座を作成する場合、口座維持管理料として毎月2,000円~3,000円程度かかるのが基本です。

金融機関の種類 口座維持管理料
ネット銀行 無料
都市銀行(メガバンク) ・三菱UFJ銀行:月額1,760円
・三井住友銀行:月額2,200円
・みずほ銀行:月額3,300円
地方銀行 ・千葉銀行:月額2,200円
・横浜銀行:月額2,200円
・静岡銀行:月額1,650円

会社がある程度の規模を誇る場合は、こうした月額料金は必要経費だと捉えて問題ないかもしれません。

しかしながら、創業をして間もない零細企業や個人事業主、フリーランスである場合、その口座の維持管理料だけで毎月2,000円~3,000円程度かかるのは、多かれ少なかれネックになるでしょう。

その点ネット銀行であれば、口座維持管理料がまったくかからないため、事業を進めていくうえで有利です。

振込手数料が安い

また、法人口座としてネット銀行を選ぶメリットとして挙げられるのが、その振込手数料の安さについてです。

以下は、ネット銀行と他の金融機関の振込手数料になります。

金融機関 銀行名 他行宛 同行宛(他支店・本店) 同行宛(同一支店)
ネット銀行 GMOあおぞら
ネット銀行
145円
(とくとく会員は135円)
無料 無料
住信SBIネット銀行 145円 無料 無料
楽天銀行 229円 52円 52円
PayPay銀行 160円 55円 55円
都市型銀行(メガバンク) 三菱UFJ銀行
BizSTATION
660円 330円 330円
三井住友銀行
パソコンバンクweb21ライト
330円 無料 無料
みずほ銀行
みずほビジネスWEB
660円 440円 無料
りそな銀行
ビジネスダイレクトmini
605円 330円 無料
地方銀行 きらぼし銀行
ビジネスネット
660円 220円 無料
信用金庫 城北信用金庫 330円 無料 無料
ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行
ゆうちょBizダイレクト
165円 100円 100円

このように、ネット銀行の振込手数料は、その他銀行と比べても大変安いことがわかります。

例えば、GMOあおぞらネット銀行とその他銀行とで比べた場合は、振込手数料が約2分の1から3分の1程度にまで抑えることができます。

特に振り込みを行う回数が多ければ多いほど、更に振込手数料によるコストを削減できるのは大きな強みであると言えるでしょう。

お金を借りるための口座としても便利です。

手続きがすべてWeb上で完結する

法人口座としてネット銀行を選ぶメリットとして更に挙げられるのが、口座開設に必要な手続きがすべてWeb上で完結するという点です。

例えば、他の金融機関で法人口座を開設する場合は、対面での申し込みや審査、郵送での必要書類の提出が必要になるケースがあります。

また、営業時間の関係から、時間的に縛られることもあるでしょう。

その点ネット銀行であれば、そうした手続きがすべてネット上で完結することから、余計な時間や労力を省いて口座開設を行うことが可能です。

手続き自体も簡単にできることから、法人口座開設のハードルが比較的低くなるのもポイントですね。

口座開設に要する期間が短くて済む

更にネット銀行は、口座開設に要する期間が短くて済むのもまた利点です。

例えば、都市銀行などネット銀行以外の金融機関の場合は、申し込みから口座開設に至るまで早くても2週間以上はかかります。

その点ネット銀行であれば、最短当日中には作れてしまいます。
そのため、すぐに法人口座が作りたい場合はネット銀行の利用が向いています。

24時間365日ネット上で決済などが可能

ネット銀行の場合は、24時間365日いつでもネット上で利用できるのも利点です。

ネット銀行以外の都市銀行などの場合は利用時間に制限があることもあり、深夜や土日といったタイミングでは利用できなかったりします。

その点ネット銀行では、時間に関係なく利用することができることから、ネットショップの運営など業務内容によっては大いにメリットとなり得るでしょう。

法人口座の用途や使用頻度は様々ですが、法人口座でおまとめローンを利用するデメリットについて気になるときはこちらもご確認ください。おまとめローンのデメリットとメリットを大検証

預金の金利が比較的高い

ネット銀行は、都市銀行などと比べても預金の金利が高いのもまたメリットです。

例えば、都市銀行の預金金利は0.001%~0.002%程度ですが、ネット銀行であれば0.01%~0.04%と10倍以上もの金利で預金することも可能。

このように、なるべく預金金利が高いところで利用したい場合は、ネット銀行を利用すると良いでしょう。

独自の特典が充実している

ネット銀行は都市銀行などにはない独自の特典が充実しているのも魅力です。

ネット銀行 主な独自特典
GMOあおぞらネット銀行 ・デビッドカード利用で1.0%キャッシュバック
・他行への振込など取引実績に応じてGMOポイントまたはPontaポイントが貯まる
・振込料金とくとく会員(月額500円)に入会することで振込手数料が割引されATM出金手数料が月5回まで無料になる
・ネット完結型の融資サービスが受けられる
住信SBIネット銀行 ・デビットカードの利用で0.8%キャッシュバック
・「振込優遇プログラム」により口座開設日の当月・翌月は、振込手数料が月10回無料になる
・ネット完結型の融資サービスが受けられる
・成金・補助金支援サービスがある
楽天銀行 ・デビットカード利用で1.0%キャッシュバック
・法人向けクラウドサービスが優待価格で受けられる
・ネット完結型の融資サービスが受けられる
PayPay銀行 ・口座開設~翌々月末まで振込手数料が月10回無料
・ネット完結型の融資サービスが受けられる

例えば、口座開設で作成できるデビットカードを利用すれば、出金履歴が簡単に把握できることから資金管理がしやすくなるのがメリット。

さらにそうしたカードを利用することで、利用額の1%~のキャッシュバックが受けれます。

その他、決算書や面談不要でweb上で手続きが完結する融資サービスやポイントサービスなど、ネット銀行ならではの特典を受けることができます。

法人口座としてネット銀行を選ぶ際の5つの注意点

法人口座としてネット銀行を選ぶメリットは様々ありますが、その反面口座開設を検討する際は下記の点に注意しておきましょう。

法人口座としてネット銀行の口座を開設する際の5つの注意点

  • 都市銀行などよりも融資の面で見劣りする
  • 実店舗を持たないため対面での相談がしにくい
  • 社会保険料の口座振替ができなかったりする
  • 一部公共料金の支払いができなかったりする
  • 海外送金ができなかったりする

都市銀行などよりも融資の面で見劣りする

法人口座としてネット銀行口座を開設するにあたりまず注意しておきたいのが、他の金融機関に比べても融資機能の面で見劣りするという点です。

例えば都市銀行であれば、1,000万円以上といった大口での融資に対応していたりしますが、ネット銀行の場合は500万円前後など小口融資にしか対応していなかったりします。

また、金利に関しても都市銀行などより高い傾向になったりします。

ネット銀行で融資を受ける場合は、その手続きがすべてネット上で完結するという利便性の面においては優位性がありますが、融資機能に関してはそうではないという点について押さえておくと良いでしょう。

実店舗を持たないため対面での相談がしにくい

また、ネット銀行口座はその他金融機関とは違い基本的に実店舗を持ちません。

そのため、融資などの相談が十分にできないという点についても注意しておきましょう。

社会保険料の口座振替ができない

都市銀行や信用金庫では基本的に社会保険料の口座振替には対応していますが、ネット銀行は社会保険料の口座振替ができません。

Pay-easy(ペイジー)が導入されているネット銀行であれば、社会保険料の支払いが比較的容易にできますが、そうでない場合は毎月金融機関窓口での納付が必要になります。

なお、住信SBIネット銀行に関しては、Pay-easy非対応ですので注意してください。

一部公共料金の支払いができなかったりする

ネット銀行は、水道代などの一部公共料金の口座振替が使えないため注意してください。

海外送金ができなかったりする

ネット銀行によっては、海外送金ができないところもあったりします。

例えばGMOあおぞらネット銀行ではまだ海外送金に対応していませんし、PayPay銀行の場合は提携サービス「PayForex」を利用する必要があります。

海外送金ができなければ、外国企業との取引ができません。
そのため、海外の銀行に送金を行う必要がある場合は、海外送金ができないGMOあおぞらネット銀行を選ぶのは控えておきましょう。

なお、楽天銀行であれば、海外送金に対応しているうえに、その手数料が安く抑えられます。

法人口座に関するよくある質問と答え

ここからは法人口座に関するよくある質問と答えについてまとめてみました。

法人口座と一般口座の違いは?

A:法人口座は口座名義人が法人の名義になっている口座、一般口座は開設した本人の氏名が名義になっている口座のことです。
また、法人口座を作成すれば社会的信用を示すことができます。これにより法人口座を作ることで企業はもちろん、個人事業主やフリーランスといった方でも仕事を獲得するうえで有利に働きます。
その他資金繰りが簡単になったり、法人のクレジットカードが作りやすかったりと様々な利点があります。

Q:ネット銀行の法人口座を作るデメリットを教えてください

A:法人口座としてネット銀行を選ぶ主なデメリットとしては、「都市銀行などよりも融資の面で見劣りする」「都市銀行よりも信用力に欠ける」「実店舗を持たないため融資などの事業場の相談がしにくい」「社会保険料の口座振替ができなかったりする」「水道代などの一部公共料金の口座振替ができない」「海外送金ができないところもある」といった点が挙げられます。
ただしその反面、ネット銀行の場合は「口座維持管理料が無料である」「振込手数料などの手数料が安い」「口座開設手続きがすべてネット上で完結する」「口座開設までがスピーディー」「利用時間に限りがなく24時間365日利用できる」「預金の金利が高いので資産運用としても利用できる」「デビットカード利用でポイント還元などの独自の特典が充実している」といったメリットがあります。
こうした特徴から、ネット銀行は主に「創業はじめたての企業」「個人事業主」「フリーランス」といった場合に向いていると言えます。

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