2025年 9月号【148号】1面 出雲市戦没者追悼・平和記念式典
2025年09月29日
平和への誓い新たに/80年目の夏/出雲市で祈念式典

第2次世界大戦で亡くなった出雲市内の戦没者6244人を追悼し、平和への誓いを新たにする「出雲市戦没者追悼・平和祈念式典」が8月3日、出雲市民会館(同市塩冶有原町)で行われ、遺族会会員や行政、議会関係者ら約250人が参列し、平和への誓いを新たにしました。
式典では、飯塚俊之市長、出雲市遺族会の山代裕始会長、斐川町遺族会の原晴昌会長、遺族代表らが献花。飯塚市長はあいさつで、「戦後80年を迎え、戦争体験の風化が危惧される今だからこそ、平和の尊さを心に刻む必要がある。二度と戦争を繰り返さないという確固たる誓いを次世代につなげることが私たちの使命だ」と述べました。
山代会長は、沖縄戦において26歳で戦死した自らの伯父について触れた上で、「今日の平和と繁栄は、多くの戦没者の尊い命の上に築かれたもの。戦争の悲惨さ、平和の尊さを若い世代に語り継ぎ、二度と戦争が起こらないよう取り組むことを誓う」と述べました。
続いて、市文化財課の三原一将主査が「これからの平和学習~旧海軍大社基地に学ぶ~」と題して講演。大社基地は▽滑走路、保管壕など関連施設が現存している▽旧海軍の公文書が残る▽基地に関する証言が聞ける─などの特性があると説明。それを生かした同市ならではの平和学習モデルを構築し、「平和な戦後を守り、次世代に向けて戦後100年、150年を目指していく」と話しました。
「平和への誓い」では、中部小学校6年の佐藤友哉君、三原麻生さん、山根起子さん、元井寧々さん、遠藤咲月さん、多久和桜典君、シメネス・ユミさんの7人が「平和への一歩」と題して発表。これまでの平和学習を振り返り、「過去の事実と目の前の現実に向き合い、命の重さや尊さを想像し、今を大切に生きていきます」と誓いました。
〈写真(左):平和への誓いを述べる中部小の児童7人=8月3日、出雲市塩冶有原町の出雲市民会館〉
〈写真(右):ステージに祭壇と献花台が設けられた〉












