〈写真:一人芝居をする西藤さん〉 大社文化プレイスうらら館だんだんホール(出雲市大社町杵築南)で3月19日・20日に上演される演劇作品「この物語」に出演する雲南市在住の俳優の西藤将人さん(42)。「現代社会の問題点をテーマにした群像劇です。思いかげない出来事に、どう向き合っていくかを考える作品となっています」と話す。
 「この物語」は、三重・宮崎・島根の地域アーティストと公共劇場の連携で完成した約60分の演劇作品。脚本は、宮崎県の劇団こふく劇場代表で劇作家の永山智行さん、演出は三重県の第七劇場代表の鳴海康平さん、出演は西藤さんや宮崎・三重の両劇団メンバー。昨年5月に三重で初演、6月には宮崎で上演された。
 2005年から演劇の道に進んだ西藤さん。13年には雲南市を拠点に「劇団ハタチ族」を旗揚げし、15年には観客がゼロになったら終了というルールで「365日公演」に挑戦し、達成している。18年には全国ワンマンツアー、23年から一人芝居「森の直前の夜」を全国で上演するなど各地で高い評価を得ている。今後は県内外で一人芝居を上演していきたいと語り「人と人、人と自然・文化・街などが、どう共存していくかがテーマ。この社会で、演劇や俳優の役割を考え続けていきたい」としている。
 「この物語」の招待公演(県内の高校演劇部)は、3月19日の午後3時開演、一般公演は3月19日午後7時、20日午前11時に開演。開場はそれぞれ30分前。料金は一般2000円(全席自由)。高校生以下は無料。問い合わせは、出雲市芸術文化振興財団(電話、0853・21・7580)まで。


〈写真:一人芝居をする西藤さん〉