宝物や古文書、一堂に/須佐神社テーマに初展覧会/出雲文化伝承館
2026年01月16日
出雲市浜町の出雲文化伝承館で、須佐神社(同市佐田町須佐)に伝わる宝物や古文書などを紹介する展覧会が開かれている。昨年あった遷宮に合わせた調査で新たに見つかった史料を含め、前後期合わせて74点を展示し、来場者の関心を集めている。
須佐神社は、出雲國風土記や延喜式神名帳にも記されている古社。スサノオノミコトを主祭神とし、古くから人々の信仰を集めてきた。現在の本殿は、尼子晴久による新造(1554)で、以来約30年に一度修繕され、このたびは昨年11月に正遷座祭が営まれた。同展は、この遷宮に合わせ、初めて同神社をテーマに企画した。
会場には、南北朝時代から昭和にかけての史料を展示。戦国時代の須佐神社の呼称である「十三所大明神」との太刀銘が刻まれた稀少な刀や、黒韋威鎧(くろかわおどしよろい)の残欠など、武将の信仰を集めていたことがうかがえるもの、昨年、市指定文化財に一括指定された棟札45枚のうちの3枚のほか、須佐宮司家に伝わる掛け軸などが並ぶ。
藤原雄高学芸員は、「未公開の宝物や神社に伝わる史料を見ていただける貴重な機会。神社の歴史や人々の信仰の文化を感じてほしい」と話している。
観覧は午前9時から午後5時(入館は4時半まで)。月曜休館。観覧料は1000円、高校生以下無料。問い合わせは同館(電話0853・21・2460)へ。
〈写真:1763(宝暦13)年の本殿遷宮の際に寄進された「三十六歌仙図額」を紹介する藤原雄高学芸員=14日、出雲市浜町の出雲文化伝承館〉












