〈写真:左が極美大賞受賞作「夜のテラス」(2021年)、右が極美準大賞を受賞した「情婦」(2025年)〉 油彩画家・原昌之さん(72)とアクリル画家・三原俊弘さん(53)による、二人展が今岡美術館(同市天神町)で開かれ、多くの人が訪れている。20日まで。
 原さんは出雲市平田町出身。30歳の頃から本格的に油彩画を始め、1995年には島根洋画展で最高賞にあたる島根洋画会賞、2019年と21年には極美大賞(最高賞)を受賞するなど活躍している。現在、新極美術協会理事で島根洋画会会員、県展の審査員も務めている。館内には赤やピンク、紫などの原色を大胆に使った半具象の人物画を中心に44点を展示。同展のために描かれた作品もある。「色と形の組み合わせから、幻想的な雰囲気を感じてほしい」と原さんは話す。
 三原さんは出雲市湖陵町出身。10代の頃は暴走族として地元でバイクを乗り回し、現在は心の病と闘いながら絵画の制作に励んでいる。25年は全日本芸術公募展で佳作、極美準大賞を受賞。また、世界中の障がいのある表現者を対象にした国際公募展(ヘラルボニー・アート・プライズ2025)でファイナリストに選ばれるなど、活躍の場を広げている。今回は、原色のアクリル絵具で力強く描いた作品42点を展示。キュービズムや岡本太郎から影響を受けた作風が特長。三原さんは「原色の強さとステンドグラス風の描き方に注目してほしい。人間の内面を感じていただければ」と話していた。

〈写真:左が極美大賞受賞作「夜のテラス」(2021年)、右が極美準大賞を受賞した「情婦」(2025年)〉