着物を作り直した作品が並んでいる=三成中央公民館ロビー 奥出雲町の三成中央公民館で、着物を洋服やバッグなどに作り直し展示した作品展が開かれており、来場者の目を楽しませている。28日まで。
 展示したのは、同公民館を拠点に活動する「着物リメイク教室・すみれ会」(勝山慶子会長)。同会は2022年9月に発足。着物生地の好きな仲間約20人が週1回集まり、「綿恋くらぶ」(同町)代表も務める吉川しのぶさんを講師に、使う機会のなくなった着物を新しい形にして再び活用したいと活動している。作品展は、着物の良さや風合いを多くの人に知ってもらいたいと企画した。
 同公民館ロビーには、着物生地を使って作られたワンピースやジャケット、スカートといった洋服約50点のほか、帯なども使いバッグやタペストリー、小物などが並ぶ。会場に設置されたノートには「ステキなリメイク服に感動です。SDGs(持続可能な開発目標)ですね」など、来場者の感想が記されている。
 開館は午前8時半から午後6時まで。土・日もオープン。同公民館では不用になった着物や帯の寄付も受け付けている。問い合わせは同公民館(電話0854・54・1311)へ。

<写真:着物を作り直した作品が並んでいる=三成中央公民館ロビー>