チラシより オーガニック食品への理解と普及拡大を図ることを目的に、出雲ライオンズクラブ(大野さか江会長)が6月2日、朱鷺会館(出雲市西新町)で「オーガニックフェス~子どもたちの生命を守るために~」を開催する。入場は無料。
 オーガニックは、農薬や化学肥料を使用せず、堆肥などによって土づくりを行った水田や畑で栽培された農作物や、その農作物を使って食品添加物を加えずに加工した食品の総称。
 同クラブは「今、食の安全が脅かされており、未来を担う子どもたちのために自然に近い食文化を取り戻す必要がある。その想いを多くの市民に届けたい」と、同フェスを企画。当日は、映画「オーガニック給食実現へ」の上映や「親子で食育」と題した講演を通して、オーガニックの価値や可能性について考える。
 また、小学生のダンスチーム「北陽ドリームエンジェルス」、出雲市を拠点に県内外で活躍するダンスグループ「アウトクラウドエンタテイメント」がパフォーマンス。「出雲商業高校吹奏楽」のマーチング演奏が会場を盛り上げる。オーガニックのおにぎり、出雲そば、スイーツ、野菜などの販売もある。
 同クラブは、出雲市が目指す27年度のトキ放鳥に賛同。当日の収益金は、23日に島根ゴルフクラブ(同市美野町)で開催したチャリティーゴルフの収益金と合わせ、トキが住める環境整備のためのオーガニック対策費用として同市へ寄付する。
 大江会長は「今後、学校給食でオーガニックが使われることを目指していきたい。そのためにもまず、多くの人にオーガニックの良さや価値を知ってほしい」と話している。

<写真:チラシより>