映画「お終活」チラシより 出雲市平田町の平田文化館で10月29日、「故郷(ふるさと)」をテーマに「JAと映画祭のコラボ上映会」が開かれる。上映会一日券(前売り券)は1000円、当日券は2000円。雲州ふらたシネマステーションとJAしまねの共催。
 雲州ふらたシネマステーション代表の西尾博幸さん(70)は、47歳の時に、平田の町の人口減少問題に衝撃を受け、〝映画で町おこしを〟と2000年に「平田映画祭実行委員会」を結成。「映画の町ひらた」を目指して、これまで走り続けてきた。団体名は01年に「雲州ふらた映画祭実行委員会」、05年に「雲州ふらたシネマステーション」となった。
 民間の力で活動・運営してきたが、今年で活動に終止符を打つ。コロナ禍でこの3年間は、上映会活動ができなかったが、今回をゴールの上映会と位置付け企画した。 
 当日は正午に開場し、12時30分から長岡秀人・前出雲市長や萬代宣雄・元JAしまね組合長のあいさつで開幕。午後1時から2時は、平田出身の声楽家で、世界で活躍する大岩誓子さんの歌(ピアノ伴奏・大山貴士さん)や、花柳萌淡さんによる踊りなどのライブコンサート、午後2時15分から4時5分は、映画「お終活」の上映会がある。
 「お終活」は橋爪功、高畑純子などが出演するヒューマンコメディ。熟年離婚寸前の夫婦の終活をきっかけにした家族の騒動がコミカルに描かれている。上映会後には抽選会が予定されている。
 上映会への協力も呼び掛けていて、希望者は山陰合同銀行平田支店・普通3717517、名義ウンシュウフラタシネマステーション ニシオヒロユキまで。前売り券は平田文化館またはカットサロンアルファ(出雲市東福町)で。問い合わせは代表の西尾さん(電話080・6322・3883)へ。

<写真:映画「お終活」チラシより>