チラシより 島根県立美術館で9月8日から、企画展「住友コレクション名品選―フランスと日本近代洋画―」が始まる。
 住友家15代当主・住友吉左衞門友純(ともいと)が始めた美術品の収集は、長男の寛一、16代吉左衞門友成へと受け継がれ、住友家には西洋絵画と、質の高い日本近代洋画の名品がそろっている。
 展示は「日本へのフランス絵画の請来」、「日本近代洋画の精華」、「フランスと日本美の対決」、「戦後美術の珠玉」の4部構成。クロード・モネ『サン=シメオン農場の道』『モンソー公園』、ジャン=ポール・ローランス『マルソー将軍の遺体の前のオーストリアの参謀たち』、藤島武二『幸ある朝』、岸田劉生『二人麗子図』など85点。
 8日午前10時から泉屋博古館東京館長の野地耕一郎氏によるオープニングギャラリートークがある。9日には同氏による記念講演「モネからはじまる住友洋画物語―近代日本最初の洋画コレクション」、10月14日には神戸市立小磯記念美術館館長岡泰正氏による「美の対決―絵筆を手に西洋文明と向き合った画家たち―」がある。
 会期は11月6日まで(10月10日一部展示替えあり)。観覧料は前売が、一般1000円。オンラインチケットは一般1000円、大学生780円、小中高生300円。当日券は一般1300円、大学生1000円、小中高生400円。企画展のみ一般1150円、大学生900円、小中高生400円。
 詳しくは島根県立美術館(電話0852・55・4700)。

<写真:チラシより>