出雲ミライト/来年1月8日まで市役所広場で
2022年11月28日
〝地域の絆〟に点灯
県内の青年団体が企画したイルミネーション「出雲ミライト」の点灯式が26日、出雲市今市町の出雲市役所だんだん広場であった。コロナ禍をきっかけに始まり、今年で3回目。集まった市民ら約80人のカウントダウンで、地域の絆をテーマにしたイルミネーションが灯された。点灯期間は来年1月8日まで。
このイルミネーションは、出雲商工会議所青年部(園山真哉会長)と県電気工事工業組合青年部(田中真樹部長)が共同実施。「ミライト」は「未来」と「ライト」を合わせた造語で、デザインから完成まで、両団体会員らが3カ月かけて準備してきた。
今年は、白、緑、青、黄など3万5000球のLEDを使用。「つながる絆、紡ぐ思い」がテーマで、コロナ禍などの過去を表すトンネルを抜けると、「始まり」と「終わり」がない「球体」が光の道の中に、配置して、地域の未来の無限の可能性を表現している。
この日の点灯には、両団体の会員や市民ら約80人が来場。カウントダウンの後、イルミネーションが点灯し、闇に浮かぶ光のトンネルなどが出現すると、一斉に歓声が上がった。
田中部長は点灯式で、「イルミネーションを地域に点灯することで、知られる事の少ない電気工事について知ってもらい、光で皆さんの心を潤し、勇気づけられればうれしい」とあいさつ。園山会長は、「コロナ禍で行動制限がある中、光を見た人の心に前向きの気持ちが生まれれば」と述べた。
同市斐川町から訪れた辻ノ内唯久汰君(7)は、「すごくきれい。お菓子ももらえて楽しかった」と話していた。
イルミネーションは、来年1月8日まで毎日午後5時から10時まで点灯する。
<写真:地域の絆をテーマにデザインされたイルミネーションに照らされたシャボン玉に喜ぶ子どもたち=26日、出雲市今市町の出雲市役所だんだん広場>