夏季企画展・祈りが込められた副葬品/23日から出雲弥生の森博物館で
2022年07月15日
出雲弥生の森博物館(出雲市大津町)で23日から夏季企画展「祈りが込められた副葬品」が始まる。弥生時代後期から古墳時代後期にかけての副葬品などが展示される。10月17日まで。
副葬品は時代と共に豪華になり、被葬者の権威の違いで種類や質・量が異なる。同展では、波来浜B区1号墳(江津市、弥生時代後期)の青銅製や鉄製の矢尻、松本1号墳(雲南市、古墳時代前期)の斜縁獣帯鏡、金崎1号墳(松江市、古墳時代中期)の鉄矛・須恵器などを展示し、墓で副葬品を使って儀礼を執行していたことなどを紹介する。
23日と8月7日、9月4日、10月1日には学芸員によるギャラリートークがある。いずれの日も午前10時から、申し込み不要・参加無料。また、加藤一郎さん(宮内庁書陵部)による関連講演会「古墳と神僊思想」が9月11日(午後2時から4時)に開催される。受講料は無料(定員50人)。申し込みは電話かファクス。問い合わせは同館(電話0853・25・1841)まで。
<写真:チラシより>