賀田城(かだじょう)史跡整備ボランティア募集/飯南町観光協会など
2022年05月16日
飯南町下来島の通称松本山(標高494メートル)にある史跡で、中世の山城「賀田城(かだじょう)」の景観整備作業が5月28日にある。今回、一般からボランティアを募り初めて共同作業を行うことになり、主催する飯南町観光協会では県内の中学生以上を対象に作業参加者を募集している。来島公民館共催、「加田の湯」(同町下来島)の協力で実施する。
賀田城は、1562(永禄5)年に出雲に侵攻してきた毛利氏に味方することになった赤穴氏に反発した赤穴氏の家臣の烏田権兵衛、森田左衛門が立てこもり戦った城。防御のため山腹に掘られた連続竪堀群、土塁などの遺構がある。近年、来島公民館や地元住民によって登山道や城郭、看板が整備され、眺望もよくなっている。今回は、「連続竪堀群」周辺の整備を進める予定。急峻(きゅうしゅん)で広大な竪堀の景観整備は容易ではないが、城郭ファンや史跡に興味を持つ有志の参加を得て、交流も目的として実施する。雨天中止(中止時は2日前の午後3時までに決定する)。
当日は午前9時半に「加田の湯」駐車場に集合し15分後に出発。10時過ぎから竪堀整備開始。お茶休憩をはさみ正午に作業終了、頂上で弁当タイム。午後1時に加田の湯で解散。
参加費無料。「加田の湯」の弁当と傷害保険付き。定員15人で要予約。中・高校生は保護者同伴。持ち物はのこぎり(チェーンソー不要)、飲み物、長靴または地下足袋。申し込み締め切りは23日。予約は電子メールiinantour@gmail.com、または「しまっち!」しまね関係人口マッチング・交流サイトへ。問い合わせは飯南町観光協会(電話0854・76・9050、水曜休)へ。
<写真:チラシより>