県統計調査課が18日公表した9月の松江市の消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除いた総合で108・3と前年同月と比べ3・9%上昇した。全国の2・4%を上回り、前年同月比上昇は36カ月連続。品目別で新米が出回るようになったコメを中心とする穀類は、49年ぶりの上昇率となった。
 全国を上回る上昇率となったのは、物価対策として昨年9月は松江市が水道料金を無料にし、島根県もLPガス代に補助金を出した反動に加え、9月から出回るようになった新米価格が値上がりしたのが主な要因。
 前年同月と比べた主な品目別では、上下水道料が2・4倍近く上昇したほか、ガス代21%、コメを中心とする穀類、家事用消耗品それぞれ14%、肉類13%、電気代10%、被服関連サービス9%、生鮮野菜8%、家事雑貨、家庭用耐久財各7%など。逆に値下がりしたのは、灯油6%、履物類4%、室内装飾品、生鮮果物、通信費各3%など。
 このうち、コメを中心とする穀類は、1975年9月以来49年ぶりの値上がりとなった。新米が出回るようになってから、店頭から消えるなどコメ不足騒動は収まったものの、コシヒカリを中心とするコメ価格は大幅に値上がりしている。
 肥料や燃料などコメの生産費が上昇し、集荷団体であるJAが生産費上昇を反映させた仮払金を生産者に支給しているため、大きなコメの買い控えが起きない限り高値傾向は続くとみられる。