2023年漁業センサスによると、5年前に比べ、海面漁業に従事する県内の経営体、就業者ともに2割超減少したことが分かった。全国でも海での漁業に関わる事業所や人の減少は進んでいる。県内では経営体数が増えた自治体、就業者数が増加した年齢層もあったが、減少率は全国を上回った。
 同センサスは、2023年11月1日(流通加工調査については令和6年1月1日)を調査日として実施し、8月30日に農水省が公表。24日に県が県内の状況をまとめて発表していた。
 調査結果によると、経営体数は2018(平成30)年に比べ23・2%減の1210。全国は、17%減の6万5652だった。
 市町村別にみると、松江市が285で最も多く、次いで隠岐の島町226、大田市165の順。5年前に比べ増加したのは海士町で、増減なしが江津市。大きく減少したのは、松江市の136(32・3%減)が最も多く、隠岐の島町69(23・4%減)、大田市50(23・3%減)などだった。
 漁業就業者数で見ると、5年間で全体で2519人から1952人(22・5%減)へと減少。全国は、20・1%減の12万1230人だった。
 自営・雇われ別では、自家漁業のみに従事した者が1392人から1030人(26・0%減)、漁業従事役員が175人から121人(30・9%減)、雇われて漁業に従事した者は952人から801人(15・9%減)となった。
 年齢階層別にみると、「75 歳以上」が406人で最も多く、次いで「70~74 歳」272人、「65~69 歳」235人。「65~69 歳」が184人(43・9%減)、「60~64 歳」が171人(57・4%減)、「70~74 歳」が100人(26・9%減)などの9階層で減少した。
 他方、「40~44 歳」が18人(13・2%増)、「25~29 歳」が6人(8・3%増)、「45~49 歳」が4人(3・3%増)などの4階層で増加した。