県統計調査課が公表した8月の松江市の消費者物価は、価格変動の大きい生鮮食品を除いた総合で108・6で、前年同月比3・9%上昇した。全国の上昇率2・8%を1ポイント以上上回り、松江市としては2023年1月以来19カ月ぶりの上昇幅となった。前年同月比上昇は35カ月連続。
 昨年8月から9月にかけて同市の物価高対策として水道料金が無料となった反動が主な原因。電気、ガス代に対する政府の補助金も7月からいったん打ち切られ、夏場の猛暑による生鮮食品の値上がりも追い撃ちをかけた。
 品目別では、前年同月と比べ、光熱・水道費が29・6%上昇したのを最高に、家具・家事用品6・5%、食料4%、教養娯楽、被服及び履物がそれぞれ3%、保健医療1・6%の順で上昇した。
 物価上昇への寄与度としては、光熱・水道が2・06と最も大きく、次いで食料1・12、家具・家事用品0・28、教養娯楽0・26などが続いた。
 店頭から陳列がなくなるなどコメ不足の影響については、8月中旬の調査時点では目立った値上がりはみられなかった。
 同課は今後の見通しについて、「新米の価格に注視したい。猛暑による生鮮品に続き、コメ価格など食品主導の値上がりが当面続くのでは」とみている。