県内倒産前月比6件減/スサノオドリーム代表行方不明/帝国データ
2024年09月06日
民間信用調査会社、帝国データバンク松江支店が公表した8月の島根県内の企業倒産は、2件、負債総額1億8000万円で、前月に比べ、件数で4件、負債総額は3億6000万円それぞれ減少した。
今年に入ってから8月までの県内の企業倒産は34件、負債総額21億1000万円。、昨年同期までと比べ、件数は横ばいとなっているが、小口多発型の倒産状況が続いている。
8月の県内の企業倒産のうち、負債総額1億円以上は、出雲市佐田町で宿泊温泉施設を運営していたスサノオドリーム(福村浩司代表)の1件。1億5000万円の負債を抱え、8月14日、松江地裁出雲支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は2018年、出雲市が第3セクターとして運営していた宿泊温泉施設「出雲須佐温泉ゆかり館」の土地、建物を購入し、経営を引き継いでいた。同施設と隣接する資料館や飲食店を含む「すさのおの郷」も出雲市の指定管理者として運営を受託。しかし「ゆかり館」は、コロナ禍で客足が落ち込んだ影響などで経営に行き詰まった。
「ゆかり館」は昨年12月から休業しており、土地、建物は日本年金機構や島根県、出雲市などが差し押さえしている。公租公課の滞納が関係しているとみられ、同社の負債には県や出雲市の債権も含まれている。債権の内容と金額について、県・出雲市とも取材に「個別の事には答えられない」としている。同社の福村代表は今年2月ごろから行方が分からなくなっている。












