実質賃金2カ月連続マイナス/5月の県内事業所現金給与
2024年07月31日
県統計調査課が公表した今年5月の県内の毎月勤労統計調査によると、従業員5人以上の事業所の一人当たり現金給与総額は24万9210円で、前年同月(以下同じ)と比べ2・8%増加した。前年同月比増加は17ヵ月連続。しかし、全国平均を5万円下回り、物価上昇を考慮した実質賃金は2カ月連続でマイナスとなった。
現今給与総額のうち、所定内給与に残業代を加えた「きまって支給する給与」は、1人当たり24万2327円で2・7%増となり、17カ月連続で増えた。
現金給与総額から物価上昇率を差し引いた実質賃金指数は、2020年を100として81・2で0・1%減少し、マイナスとなった。
賃金引き上げを労使で交渉する県内の今年の春闘は3%以上の賃上げとなったが、その結果が統計に与える影響について同課は「これから浸透してくる可能性はあるが、5月時点ではどの程度反映されているかよく分からない」としている。
現金給与総額の主な業種別内訳は、情報通信業37万7036円を最高に、建設業32万6756円、運輸・通信業31万9947円、金融・保険業28万8953円、製造業27万1077円、医療・福祉24万6182円、卸・小売業20万8225円などの順。最も少なかったのは、宿泊・飲食サービス業13万2508円。
正規社員を中心とする一般労働者の現金給与総額が30万6604円だったのに対し、パートは10万4608円。20万円以上の開きがあった。
月間の1人当たり平均総実労働時間は、0・3%減って136時間だった。












