民間の信用調査会社、帝国データバンク松江支店が公表した6月の県内の企業倒産は、2件、負債総額4400万円で、前月と比べ件数で9件、負債総額では3億8500万円とそれぞれ大幅に減った。負債総額は昨年4月以来の少なさで、小康状態となったが、今年に入ってから半年間の件数としては26件と昨年同期と比べて横ばい。
 2件の倒産は、いずれも小売業で破産と特別清算の手続きを経て営業を停止した。うち1件は売り上げ不振、もう1件は後継者難が原因だった。
 今年に入ってから6月までの県内の企業倒産は26件と前年同期から横ばいだが、過去10年間の半年分としては2014年、15年の各上半期に次ぐ水準。このうち負債総額1億円以上の比較的規模の大きい倒産は2件にとどまり、小口多発型の倒産状況となっている。
 同支店は「6月の倒産の減り方が大きかったのは、件数が多かった前月の反動。物価高による消費不振やコロナ対策のゼロゼロ融資の返済などリスク要因は多く、倒産は高水準が続くとみられる」と話している。