県統計調査課が公表した今年3月の毎月勤労統計調査によると、従業員5人以上の県内事業所の1人当たり現金給与総額は、平均で25万7691円で、前年同月と比べ2・6%増加した。前年同月比増加は15カ月連続。しかし全国平均と比べると、4万4000円低く、物価上昇を差し引いた実質賃金は25カ月連続でマイナスとなった。
 現金給与総額のうち所定内給与と残業代を合わせた「決まって支給する給与」は24万1563円。前年同月比3・2%増と15カ月連続で増えた。
 2020年の現金給与総額を100とした実質賃金指数は、84・8で前年同月と比べて0・2%増えたが、物価上昇には追いつかず目減りが続いている。
 現金給与総額の主な産業別内訳では、学術研究・専門・技術サービス業36万6750円と情報通信業36万6731円を最高に、建設業30万9447円、金融・保険業29万6612円、医療・福祉27万5469円、製造業27万4543円、運輸・郵便業27万850円、卸・小売業21万6820円など。最低は宿泊・飲食業12万7859円。
 正社員を中心とする一般労働者32万410円に対し、パートは10万7418円だった。
 3月の1人平均の総実労働時間は138・8時間で前年同月と比べて1・7%減と10カ月連続で減った。