県は3月29日、県内19市町村職員の給与水準を公開した。それによると、国家公務員の平均給与を100としたラスパイレス指数は、前年比0・2ポイント低下し、市町村平均98・2。県内の市平均は全国平均と同水準で、県内の町村平均は全国より0・8ポイント上回った。
 ラスパイレス指数の分布状況は、95以上100未満の階層内に、県内18市町村が位置。最も高かったのが安来市の99・5で、吉賀町99・2、益田市99・1などと続いた。
 一方、95未満は92の奥出雲町のみだった。
 県内の市町村数が59自治体だった10年前は、100以上110未満に36自治体、90以上100未満に23自治体が位置。市町村合併により19市町村となった5年後の2017年は、95以上100未満に17自治体が位置していた。
 ラスパイレス指数は、地方公務員と国家公務員の給与水準を比較する指標の一つ。地方公自治体職員構成(学歴・経験年数別構成)が国の構成と同じと仮定し、国家公務員の平均給料月額を100として算定する。