県統計調査課が公表した今年2月の松江市の消費者物価は、2020年を100とした総合指数(生鮮食品を除く)が106・4と前年同月と比べ2・7%上昇した。全国の上昇率2・8%を下回ったが、前年同月比上昇は29カ月連続。
 生鮮食品を含めた品目別では、電気炊飯器など家庭用耐久財が前年同月比(以下同じ)19%上昇で最高。室内装飾品13%、乳卵類11%、書籍・他の印刷物、菓子類各10%、灯油、被服関連サービス各8%など。光熱・水道費は、電気代やガス代を中心に5%低下した。
 上昇への寄与度は、食品が最も大きく、次いで教養・娯楽費、交通・通信費、家具・家事用品などの順。
 ピークは越えたものの、依然として食品の値上がりが物価全体を押し上げ、家計を圧迫する状況が続いている。