民間信用調査会社、帝国データバンク松江支店が6日公表した2月の島根県内の企業倒産は1件、負債総額9400万円で、前月に比べ件数で3件、負債総額は1億5300万円減少した。県内で倒産件数が1件だけだったのは、昨年4月以来10カ月ぶり。
 倒産したのは、大田市内の個人経営の建設業。経営者が病気となったため、事業を停止した。県内の企業倒産は昨年54件、負債総額71億円と件数では前年の2倍近くとなるなど高水準だが、2月に限っては落ち着いた。
 同支店は「2月は落ち着いていたが、原材料高騰や人手不足など県内企業を取り巻く経営環境は依然として厳しい」と話している。