県統計調査課が公表した松江市の今年1月の消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動が大きい生鮮食品を除く総合で106・3で前年同月と比べ1・7%上昇した。前年同月比上昇は28カ月連続。全国の上昇率2%を下回った。
 生鮮食品を含めた品目別では、前年同月と比べ室内装飾品の18%を最高に、身の回り用品と乳卵類、灯油、菓子類各12%、書籍・印刷物10%、設備修繕費と保健医療用品・器具各8%、穀類7%それぞれ上昇した。逆に電気代は24%、ガス代8%、生鮮魚介類6%それぞれ値下がりした。
 物価を押し上げた要因としては食料が最も大きく、次いで教養娯楽、交通通信、家具・家事用品などの順。食品を中心に値上がりが続いている。
 今後の見通しについて同課は「政府によるエネルギー代への補助金がいつまで続くかがポイントとなるのでは」とみている。