県統計調査課が公表した昨年12月の県鉱工業生産指数(2015年=100)は、91・1で前月に比べ4・5%上昇した。上昇は2カ月ぶり。
 業種別では16業種のうち、化学工業が前月比26ポイント上昇したのを最高に、電気機械・情報通信機械が同19ポイント、鉱業12ポイントなど14業種で上昇。印刷や家具などその他工業、ゴム製品の2業種が低下した。
 上昇に最も貢献したのは、化学工業で4割近い寄与率。次いではん用・生産用・業務用機械、電気機械・情報通信機械などの順で上昇への寄与度が大きかった。
 県の鉱工業生産指数は、半導体の供給制約が緩和された昨年に入ってから上昇基調をたどっている。