出雲市の自動車小売り、エムネット(出雲市斐川町併川、越野靖規代表)は、9月26日に松江地裁出雲支部から破産手続き開始決定を受け、事業を停止した。民間信用調査会社、帝国データバンク松江支店の調べによると、負債総額は1億5600万円。
 2012年に設立。新車や中古車、タイヤホイールなど自動車関連用品を低価格で販売するなどして急速に売り上げを伸ばし、ピーク時の2018年には2億3000万円の売り上げがあった。しかし、利益が伴わず、赤字が膨らんでいたところへ越野代表の体調不良も重なり、事業の継続が困難になった。
 最近は2億円前後に売り上げが減少し、今年4月の出雲ドーム北店に続き7月には本店も閉店していた。