県統計調査課が公表した6月の県鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は、88・4で前月に比べ7・9%上昇した。前月比上昇は2カ月ぶり。
 業種別では、16ある業種のうち、化学工業など9業種が前月比(以下同じ)で上昇、窯業・土石製品など7業種が低下した。
 このうち上昇したのは、医薬品など化学工業の75%を最高に、パルプ・紙加工品28%、電子部品13%など。低下は、窯業土石11%、プラスチック製品8%、その他工業7%など。
 上昇への寄与率では、化学工業の54%が最も大きく、電子部品・デバイス26%、汎用(はんよう)・生産用・業務用機械8%など。逆に低下に影響したのは・木材・木製品、窯業土石それぞれマイナス5%、輸送用機械マイナス4%などだった。