県統計調査課がこのほど、県内の今年4月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)を公表した。それによると、同指数は85・7で、前月に比べ2・9%上昇。上昇は2カ月ぶりで、半導体の供給制約が改善し、電気機械や電子部品、輸送用機械などの生産が上向いた。
 16ある業種別では、電気機械・情報通信機械が前月比(以下同じ)39%上昇したのが最高。電子部品・デバイス16%、輸送用機械8%など7業種が上昇した。
 他方、窯業、土石で19%の落ち込み。プラスチック、パルプ・紙製品など9業種が低下した。
 指数を押し上げた寄与率としては、電子部品・デバイスが最も大きく、電気機械・情報通信機械、鉄鋼・非鉄金属などが続いた。