島根経済同友会(松尾倫男、山崎徹、川上裕治各代表幹事)は5日、松江市千鳥町のホテル一畑で本年度定時総会を開き、川上裕治代表幹事(松江土建代表取締役会長)が任期途中で退任、後任に野津廣一島根電工代表取締役社長が就任する役員選任案など7議案を原案通り承認した。
 役員選任では、川上氏のほか荒木恭司(島根電工前代表取締役社長)、櫨山陽介(浜田ガス代表取締役会長)の両副代表幹事も任期途中で退任、後任の副代表幹事に中筋豊通常任幹事(中筋組代表取締役社長)、常任幹事には高木善之氏(出雲竹材工業所代表取締役)が就任した。任期は次期役員改選が行われる来年6月まで。
 総会の後、読売新聞グループ本社前会長で駐スイス特命全権大使を務めた白石興二郎氏(76)が「混迷の世界を生き抜く 日本の力とスイスの知恵」と題して講演。白石氏はスイス在住の体験などを基に「小国ながら、金融立国として1人当たり国民所得で事実上世界一を誇るスイス経済の強みは、裏経済も取り込むしたたかさにある」などと説いた。