求人倍率5カ月連続低下/人手不足の状況は変わらず/県内雇用情勢
2023年05月31日
島根労働局(宮口真二局長)が30日公表した4月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・59倍で前月比0・02ポイント低下し、5カ月連続で前月を下回った。しかし全国の1・32倍を上回り、都道府県別では4位と人手不足の状況は続いている。
この結果、同局は4月の県内の雇用情勢判断を「改善の動きが弱まっている」として4カ月連続で据え置いた。
4月の有効求人数は、前月比1・7%減の1万8549人、有効求職数は同0・7%減の1万1663人。就職件数は1051件で前年同月に比べて2・3%減少した。
業種別の新規求人数は、情報通信業が前年同月比(以下同じ)32%増の116人、金融保険業73%増の57人、生活関連サービス・娯楽業10%増の289人。これに対し、医療・福祉は20%減って1138人、サービス業9%減の1051人、建設業13%減の699人、製造業13%減の565人など。
新規求人が大幅に減った医療・福祉では、院長が高齢で閉鎖した診療所なども含まれている。製造業では、高騰する原材料費の価格転嫁が思うように進まず、採算の悪化が求人状況に反映されているとみられている。
今後の見通しについて同局は「物価高が経済に与える影響を注視しなければならないが、雇用に直接及ぶことはない。個人消費は増えるなど景気にとって明るい材料もあり、人手不足は当分続く」とみている。












