タワーなど2社 破産手続き/松江で飲食業 負債総額2億余
2023年05月27日
松江市内で飲食店を運営するタワー(松江市砂子町、安田和平代表)と関係会社の賃貸業、ゆうぶん(同)は経営に行き詰まり、松江地裁から破産手続き開始の決定を16日に受けていたことが分かった。民間信用調査会社の帝国データバンク松江支店によると、負債総額はタワーが1億6600万円、ゆうぶん5000万円の、合わせて2億1600万円。ともに営業を停止した。
タワーは1988年、衣料品店として設立したが、業績不振のため、カラオケボックスや全国チェーンの居酒屋フランチャイズなど飲食店に業種変更した。しかしコロナ禍もあって業績が回復せず、今年2月営業を停止した。
83年に設立したゆうぶんは、松江市の繁華街、伊勢宮町で賃貸ビル2棟を運営していたが、入居する飲食店の撤退が相次いだことや家賃の引き下げが経営を悪化させた。
同支店によると、コロナ禍による県内の企業は、飲食業などを中心に47件。