石丸会長が退任/山陰合銀
2023年03月18日
山陰合同銀行(本店・松江市魚町、山崎徹頭取)は16日開いた取締役会で、石丸文男代表取締役会長(68)が退任し、井田修一取締役専務執行役員(57)と秋下宗一専務執行役員(58)が代表取締役専務執行役員にそれぞれ新任する役員人事を決めた。代表権を持つ取締役は、現在の2人から3人に増える。石丸氏は特別顧問に就き、会長ポストは当分の間空席とする。6月22日に開催する株主総会に提案して承認を求める。任期は同日から。
同時に宮内浩二取締役監査等委員(58)が退任し、伊藤信二執行役員(57)が就任する。赤木利光執行役員(57)は31日付で退任し、ごうぎんキャリアデザイン常務取締役に就く。
代表取締役専務執行委員に就任予定の井田氏は、米子東支店長や執行役員経営企画部長などを経て現職に就き、秋下氏は鳥取駅南支店長や執行役員CR統括部長などを務めていた。
4月1日付の執行役員人事では、吉川浩常務執行役員(57)が専務執行役員、金谷智文(57)、吉川栄司(57)両執行役員が常務執行役員にそれぞれ昇任。新たな執行役員に山内秀洋米子支店長兼米子法人本部米子法人部長(53)、高橋一成本店営業部長兼松江法人本部本店法人部長(52)、福田朋之広島支店長(52)がそれぞれ就任する
石丸氏は、2015年に代表取締役頭取に就任。頭取を退任した20年に会長に就任したが、3年を機に自ら退任を申し出た。同行の会長が空白となるのは、10年に若佐博之会長が退任して以来13年ぶり。地元経済界を代表する対外的な活動は、会長と頭取が分担しているが、今後は頭取が担う。