「持ち直している」

 日銀松江支店が6日公表した2月の山陰両県の金融経済動向は「持ち直している」として3カ月連続で据え置いた。物価高や海外経済の減速など懸念材料はあるものの、コロナ禍から回復途上にある観光関連や個人消費を中心に景気は持ち直しの動きが続いている。 個人消費や生産など6つある評価項目すべて前月から据え置いた。このうち、個人消費は1月下旬の大雪で百貨店の客足が落ち込んだが、家電や自動車の販売が持ち直し、物価高の影響も安い商品を求める買い物客がみられるものの、消費マインドを大きく冷やすまでには至っていない。
 生産面では、米国や中国など海外経済減速の影響を受けて鉄鋼や電気機械などを中心に弱めの動きがみられる。公共投資は横ばい、住宅投資、設備投資はそれぞれ持ち直している。
 今後の見通しについて長谷川圭輔支店長は「今春闘で物価高を超える賃上げが実現するかどうかがポイントになる」と話している。