県統計調査課が公表した昨年11月の毎月勤労統計調査地方調査によると、県内の事業所(従業員5人以上)で働く勤労者1人当たりの平均現金給与総額は、24万6518円で前年同月に比べて1%減少した。
 前年同月比で減少したのは5カ月連続。全国平均28万8071円を4万2000円以上下回り、物価上昇を加味した実質賃金も4カ月連続で目減りしている。
 業種別の1人当たり現金給与総額は、建設業33万220円を最高に、情報通信業29万9916円、金融・保険業29万208円、製造業28万3483円、運輸・郵便業28万3480円、医療・福祉23万8871円、卸売・小売業20万4354円など。最低は宿泊・飲食業9万4881円だった。
 コロナ禍の影響を受けた宿泊・飲食業の現金給与総額は、前年同月と比べて28%、卸売・小売業も同9%それぞれ減少した。
 2020年を100とした実質賃金は84・8で前月より2・7ポイント上回ったが、20年当時の水準を下回っている。賃金の伸びが物価上昇に追い付いていない。
 一方、月間の総実労働時間は、145・5時間と前年同月比1・3%減少し、残業時間を中心に3カ月連続で減った。業種別では宿泊・飲食業が11・2%減と最も大きかった。