民間の信用調査機関、帝国データバンク松支店がまとめた11月の島根県内の企業倒産は4件、負債総額9億4000万円で前月に比べ件数で1件、負債総額は6億8000万円それぞれ増えた。
 業種別では、サービス業2件、建設、小売り各1件。いずれも売り上げ不振で経営に行き詰まり、3件は事業を停止する破産、1件は別会社に事業移譲して解散する特別清算だった。
 負債額1億円以上の倒産は、松江市の老舗建具工事業の福田本店SCとホテル業のブルーベイ(江津市)の2社。ブルーベイは県西部にある建設会社のグループ企業で、建設会社の債務整理の一環で倒産した。
 今年に入ってから11月までの県内の企業倒産は27件、負債総額77億円で、前年同期と比べ件数で5件減ったものの、負債総額は32億3000万円増えている。
 今後の見通しについて同支店は「来年からコロナ関連融資の返済が本格化するなど懸念材料はあるが、急激に倒産が増えることはないのでは」とみている。