実質賃金9カ月連続で目減り/県内実質賃金
2022年12月02日
物価高の影響じわじわと
島根県統計調査課が公表した9月の県内の毎月勤労統計調査によると、2020年平均を100とした実質賃金は、従業員5人以上の事業所で今年に入ってから9カ月連続で100を下回っていることが分かった。最近の物価高の影響で実質賃金がじりじりと目減りしており、家計を圧迫している。
県内の従業員5人以上の9月の現金給与総額は、23万8416円で前月と比べ1%減り、3カ月連続で減少した。全国平均27万6113円と比べると、4万円近い開きがある。就労形態別では、正社員を中心とする一般労働者28万9492円に対し、パートタイムは9万3676円だった。
実際に受け取る名目賃金から物価上昇分を差し引いた実質賃金は、20年平均を100として今年9月は95・8。8月の96・2からさらに0・4ポイント低下した。
昨年12月まで100を超えていた県内の実質賃金は、今年に入ってから1月の96・6を皮切りに、9月まで連続して100を下回っている。電気代などエネルギー、食品を中心に身近な物価高が給料の実質価値を減らし、勤労者の生活を苦しくしている。
10月からは、食品の値上げが相次いでおり、今後も実質賃金の目減りは続きそう。県統計調査課は「10月からは県内の最低賃金が引き上げられたため、名目ベースでは悪い材料ばかりではない」としている。












