先行き不透明

 県統計調査課が公表した9月の県鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は、92・2で前月に比べて0・8%低下した。前月比で低下したのは、2カ月連続。
 前月と比べた業種別では、主要16業種のうち、汎用(はんよう)・生産用・業務用機械、化学、窯業・土石など4業種が上昇、金属製品、プラスチック製品、ゴム製品など12業種が低下した。特に落ち込みが大きかったのが鉄鋼・非鉄金属だった。
 景気の現状を示す主要指標である鉱工業生産指数は島根県の場合、コロナ禍の影響で2020年5月にかけて急激に落ち込んだ後、21年にかけて急回復。その後は世界的なコロナの感染状況などに応じて一進一退を繰り返している。
 気になるのは、1年前と比べると、全国の指数が9・6%上昇しているのに対し、島根県は5・6%も低下していること。コンデンサーを中心とする電子部品、デバイスの落ち込みが大きいことが影響している。
 9月の全国の指数は、前月比1・7%低下して98・5。上海のロックダウン解除に伴う急回復の反動が出たとみられる。
 今後の見通しについて同課は「不透明な要素が多く、先行きは読めない」としている。