貸出順調 増収増益

 山陰合同銀行(本店・松江市魚町、山崎徹頭取)は10日、取締役会を開き、今年度中間期(2022年4月~9月)連結決算を承認した。貸出金が順調に伸びるなど前中間期と比べて増収増益となり、中間期としては2期連続して過去最高の利益を挙げた。
 売上高に相当する経常収益は、貸出金の利息収入の伸びを中心に前中間期比21%増の560億円。最終的な利益である純利益は、同6・4%増えて89億円。本業の儲けを示すコア業務純益は、160億円と21%増えた。
 低金利にもかかわらず増収となったのは、貸し出しが期中3742億円、10・4%と大幅に伸びたためで、貸出金利利息は5期連続の増加。伸び率は、全国の地方銀行平均の2・4%を大幅に上回った。
 一方、債券など有価証券損益は、海外金利の上昇で保有する外国債券の価格が下がり、売却損などを出したが、海外への貸出では金利上昇が利息収入を押し上げた。
 取引先の倒産などに備えて積んでおく貸倒引当金など与信費用は、貸し出しの増大などに伴い増えたが、見込みを下回った。貸出金など与信総額に占める不良債権比率は1・53%と今年3月期の1・65%から低下し、経営の健全度を示す自己資本比率は、0・25?上昇して11・6%となった。預金残高は7・4%増の4兆9653億円、貸出金残高は10・4%増の3兆9625億円。
 山崎頭取は「海外の運用環境は厳しかったが、本業が好調で日々の積み重ねが実った」と評価した。