景気判断据え置き/10月の県経済情勢
2022年11月02日
「生産活動は回復も、勢いは見られず」
財務省松江財務事務所は、10月の県内の経済情勢について「持ち直している」として前回7月の判断を据え置いた。中国・上海のロックダウン(都市封鎖)解除などで生産活動は回復しているものの、判断を引き上げるほどの勢いは見られないとした。
8つの判断項目のうち生産活動、住宅建設、公共事業の3項目を上方修正、個人消費、設備投資、企業収益など5項目を据え置いた。このうち、生産活動は、上海のロックダウン解除や部品の供給制約の緩和などから自動車生産が持ち直しているが、海外向けスマホ需要が減少するなど、まだら模様となっている。
個人消費は、コロナ禍による行動制限がなかったことから百貨店・スーパーの販売は堅調だったが、家電量販店では白物家電の一部で商品供給が不足する状況が続いている。
玉造温泉など県内主要温泉地の観光客は8月から9月にかけて好調で、10月以降の予約状況は、政府の観光支援策もあってコロナ前の9割方に戻っているという。
最近急速に進んでいる円安による県内経済への影響について同事務所は「メリットとデメリットを比較すると、輸出関連企業の少ない産業構造のため、デメリットの方が大きい」としている。












