全国上回り人手不足

 島根労働局(宮口真二局長)が公表した9月の島根県の有効求人倍率(季節調整値)は1・75倍で、前月と比べて0・01ポイント上回った。求人が求職者を上回る人手不足の状況が続き、同局は9月の県内の雇用情勢を「持ち直している」として4カ月連続据え置いた。
 有効求人倍率は、求職者1人当たり何人の求人があるかを示した数値。数値が大きいほど求職者に有利となる。
 県内の9月の有効求職者数は、前月比2・3%減少して1万1274人、有効求人数は1・7%減の1万9775人。月間の就職者数は、1006人で前年同月と比べて5%増加した。
 新規求人数(原数値)は、前年同月比8・3%増の7234人。主な業種別ではサービス業が1383人と35%増えたのを最高に、卸・小売業が23%増の1163人、製造業20%増の661人、医療・福祉7・4%増の1508人。コロナ禍の影響を受けている宿泊・飲食業も431人と13%伸びた。逆に建設業は786人と3%減少した。
 9月の県内有効求人倍率は、全国の1・34倍を上回り、1年前の1・57倍と比べても0・18ポイント上昇するなど人手不足が深刻化している。