化学、輸送機械、電子で落ち込み

 県統計調査課が公表した8月の県の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整値)は93で、前月に比べて1・5%低下した。前月を下回ったのは、今年5月以来3カ月ぶり。中国・上海の都市封鎖解除などで全国の生産活動は急速に回復しているのに対し、県内では医薬品など化学工業の落ち込みが響き、全国の指数(100・2)を下回った。
 指数を構成している16業種のうち、前月比で上昇したのが、パソコンなど電気機械・情報通信機械、パルプ・紙・紙加工品、ゴム製品など9業種。低下は、医薬品など化学、輸送機械、電子部品・デバイスなど6業種だった。
 業種別で指数を下げた寄与度では、化学が最も大きく、電子部品・デバイス、はん用・生産用・業務用機械などが続く。
 県内の鉱工業生産指数は、新型コロナ禍で落ち込んだ20年春を底にV字回復した後21年から一進一退を繰り返している。
 鉱工業生産指数は、景気の現状を示す主要な指標で、生産活動の水準を表している。