世界的物流の回復が要因

 島根県統計調査課が公表した今年6月の県内の鉱工業生産指数(2015年=100,季節調整済み)は91・5で、前月に比べ5・9%上昇した。前月比で上昇は今年1月以来5か月ぶり。世界的な貿易拠点となっている中国・上海の新型コロナ感染拡大に伴う都市封鎖が解除されたことなどで物流が回復したのが、主な要因とみられる。
 業種別では、汎用・生産用・業務用機械工業が前月比で33%、輸送機械工業が31%それぞれ上昇。化学工業12・4%、電子部品・デバイス工業10%それぞれ低下した。製造機械など企業間で取引する資本財の生産が大幅に増えたのが特徴。
 鉱工業生産指数は、景気の現状を示す主要指標。県内では、新型コロナの影響で2020年前半に急激に落ち込んだ後、21年にかけて回復したが、昨年後半から下降していた。