2カ月連続で2%超え

 島根県統計調査課が公表した今年7月の松江市の消費者物価指数(2015年=100)は、生鮮食品を除いた総合で102・4と前年同月に比べ2・4%上昇した。消費税増税の影響を除いた上昇幅としては、2008年10月以来13年8か月ぶりだった前月と肩を並べた。昨年10月以降10カ月連続で前年同月を上回り、2%を超えて上昇したのは2カ月連続。この秋以降も食品を中心に値上げが加速する見通しで、家計を圧迫するインフレ懸念が強まっている。
 生鮮食品を含めた項目別では、電気代が前年同月比で18・4%値上がりしたのを最高に、アジ、サンマなど生鮮魚介18・2%、ガス代13・2%、灯油12・9%、油脂・調味料9・1%、菓子類8・7%など。原油や天然ガス、小麦などの価格高騰を反映してエネルギー、食品の値上がりが大きい。
 同市の消費者物価は、コロナ禍の影響などで昨年9月までは前年同月に比べて低下していたが、原油や小麦価格の高騰などで上昇に転じ、今年に入ってからはロシアによるウクライナ侵攻や円安で値上がりの勢いが強まっている。
 さらに、秋以降も食品を中心に原材料価格の上昇を転嫁する動きが広がり、民間信用調査機関の帝国データバンクの調べによると、10月中に食品だけで値上げが予定されている品目は、6505品目と8月の2・5倍に達するという。