県統計調査課が公表した5月の松江市の消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合で101・4と前年同月に比べ1・7%上昇した。全国の上昇幅2・1%を下回ったが、昨年10月以降8カ月連続で前年を上回り、上げ幅としては消費税増税の影響を受けた期間を除けば08年10月以来13年7カ月ぶりの大きさとなった。
 生鮮食品を含めた項目別で松江市で前年比の上昇率が大きかったのは、灯油19・5%を最高に電気代18・7%、生鮮野菜13・8%、生鮮魚介13・5%、ガス代12・4%など。油脂や調味料も7・7%上がり、身近な値上げが目立つ。物価を押し上げた要因では食品と光熱費の寄与率が大きい。
 逆に値下がりしたのは、携帯料金を中心とする通信費が11・4%下がったほか、履物類7・7%、生鮮果物が2・4%それぞれ安くなった。
 松江市の消費者物価は、コロナ禍の影響で20年2月から下落していたが、コロナからの需要回復や円安などで昨年秋から上昇に転じている。
 今後の見通しについて同課は「先を予測するのは難しい」としているが、ロシアのウクライナ侵攻や円安などでエネルギー、食品を中心に今後も値上げの動きは広がり、家計を圧迫しそうだ。