石油価格を調査している石油情報センターは2日、先月28日時点の県内のレギュラーガソリン1リットルの店頭小売り平均価格が、前の週より0・8円上昇し、174・6円と発表。灯油18リットルは、前の週より7円上昇し、2113円と発表した。
 同センターの担当者は、「ウクライナ情勢によって原油価格が急激な上がり方をしている。国は5円を最大とする補助金で価格を抑制する政策を実施しているが、それを上回るスピードで原油の値上がりが進んでいる。最大5円の補助金では追い付かない状況にある」とし、国が検討している補助金の拡充策によっては今後の見通しも変わってくると述べた。
 県内レギュラーガソリンの平均価格が170円を越えたのは1月24日からで、昨年の3月1日に147・9円だったので、この1年で27円ほど値上がりしたことになる。170円台の価格が連続する状況は、2014年7、8月以来。