ポケットWiFiは家でも外でもネットが使えて便利なアイテムではありますが、やはり気になるポイントなのは「通信速度」ではないでしょうか。
ポケットwifi購入するにも、通信速度が速くないとネットを快適に利用することができなくなってしまいます。
しかし、「どのポケットWiFiが通信速度に優れているの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
確かに、公式サイトに記載されてある通信速度と実際の速度にはギャップがあるため、よく調べないと使ってみるまでわからない状態になっています。
そこで今回は通信速度が速いおすすめのポケットWiFiを詳しく比較していきます。
どのポケットWiFiが通信速度に優れているのか、料金面とのコスパとも合わせてご覧になってみてください。
目次
1.ポケットWiFiの通信速度を比較する方法は?
まず最初にポケットWiFIの通信速度を比較する上での基本的な知識について解説していきます。
通信速度を比較する上で最低限把握しておく必要があるので、必ず確認しておいてください。
主なポイントとしては以下の5つです。
- ①通信速度の単位について「Mbps」とは?
- ②ゲームするならPing値も重要
- ③「下り」と「上り」の違い
- ④端末スペックの「最大速度」は参考程度にする
- ⑤実際に計測した通信速度「実測値」で比較するのがおすすめ
では、それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①通信速度の単位について「Mbps」とは?
通信速度は「bps」という単位で表記されています。
「bps」とは、「1秒間に送受信できるデータ量」を表す単位で、例えば、100Mbpsと書かれてあれば「1秒間に100MBのデータ量を送受信できる」ことがわかります。
当然ながら短い時間でより多くのデータ量を送受信できた方が通信速度が速いといえるので、こちらの数値を参考にしながら通信速度を比較していく必要があります。
②ゲームするならPing値も重要
通信速度の単位でもある「bps」に加えて、ポケットwifiオンラインゲームをプレイされる方なら「Ping値」も同時に覚えておきましょう。
Ping値とは、データを送受信する上での「応答速度」を表す数値で「ms(ミリ秒)」という単位で表記されます。
このms(ミリ秒)の値が小さいほど、応答速度が速く、ラグなどが少ない状態のネット回線と判断できるため、オンラインゲームも快適にプレイすることができます。
ポケットwifiテレワークに使用する方も事前に調べておくと安心です。
③「下り」と「上り」の違い
通信速度には「下り速度」と「上り速度」の2種類が存在します。
両者の大まかな違いとしては下記のようになっています。
下り速度 | ダウンロード速度。配信動画を視聴する/画像を表示する/アプリをダウンロードするなど |
---|---|
上り速度 | アップロード速度。動画や画像を投稿する/ブログを投稿するなど |
インターネットの用途に応じて、下り速度と上り速度のどちらが重要になるかがかわってきます。
主に動画を視聴したり、SNSを見たりする使い方であれば下り速度が重要ですし、動画や画像の投稿を積極的にしている方は上り速度をチェックしてみてください。
④端末スペックの「最大速度」は参考程度にする
ポケットWiFiの端末のスペック表には最大速度が記載されていますが、あれはあくまで参考程度に留めておきましょう。
主なポケットWiFiのスペック表を見てみると以下のような記載があります。
機種名 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 | Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01 |
Wi-Fi STATION SH-52B |
---|---|---|---|
最大速度 | 2.2Gbps | 1.2Gbps | 4.2Gbps |
バッテリー容量 |
|
4000mAh | 4000mAh |
重量 |
|
約174g | 約166g |
サイズ |
|
|
約74(H)×約108(W)×約15.7(D)mm |
対応ネットワーク | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
対応周波数 | 2.4/5.0GHz帯 | 2.4/5.0GHz帯 | 2.4/5.0GHz帯 |
Wi-Fi 6 | 対応 | 対応 | 対応 |
ディスプレイ | 約5.3インチ | 約2.4インチ | ー |
この一番上の項目が最大速度でどの端末も1Gbps以上のハイスペック端末のように思えてきますよね。
しかし、これはあくまで「ベストエフォート値」といって、理論上可能な最大速度に過ぎません。
つまり、実際に利用する際に出る通信速度とは異なるということです。
実際には、もっと速度が抑えられた状態になるため、全く当てにならないわけではありませんが、最大速度については参考程度にとどめるようにしましょう。
モンスターモバイルの口コミはこちら
⑤実際に計測した通信速度「実測値」で比較するのがおすすめ
ポケットWiFiの通信速度を比較するときは、最大速度ではなく、実際に通信速度を計測した値「実測値」をみるのがおすすめです。
実測値であれば、ユーザーが実際に計測した通信速度の平均値が確認できるため、よりリアルな通信速度として見ることができます。
例えば、「みんなのネット回線速度」では、各ポケットWiFiの実測値は以下のようになっていました。
機種名 | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|---|
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 | 78.05Mbps | 15.21Mbps |
Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01 | 47.25Mbps | 10.41Mbps |
Wi-Fi STATION SH-52B | 130.75Mbps | 37.37Mbps |
Speed Wi-Fi NEXT W06 |
36.63Mbps | 6.34Mbps |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 |
40.89Mbps | 8.11Mbps |
FS030W |
23.29Mbps | 12.56Mbps |
Rakuten WiFi Pocket |
20.71Mbps | 15.55Mbps |
Wi-Fi STATION SH-52A |
102.72Mbps | 16.5Mbps |
Pocket WiFi 603HW |
42.61Mbps | 6.94Mbps |
Aterm MR04LN |
20.62Mbps | 12.95Mbps |
実測値を比較すれば、どのポケットWiFiが速いのかが一目瞭然です。
2.通信速度が一番早いポケットWiFiはどれ?
では、通信速度が一番速いポケットWiFiはどれなのか詳しくみていきましょう。
通信速度だけでなく、料金面とのバランスも考慮した上でおすすめのサービスを紹介します。
今回ピックアップしたのは以下の2つです。
- ドコモのポケットWiFi
- WiMAX
では、それぞれのポケットWiFiについて詳しくみていきましょう。
①シンプルな実測値ならドコモのポケットWiFiが圧倒的
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
ドコモのポケットWiFi | 4,950円 | 下り平均:130.75Mbps 上り平均:37.37Mbps |
|
主な機種 |
|
1つ目のおすすめポケットWiFiは、ドコモが提供しているモバイルルーターです。
魅力はなんと言っても「通信速度の圧倒的な速さ」にあります。
最新端末の「Wi-Fi STATION SH-52B」は、5G対応で最大4.2Gbpsというスペックを誇る上に、下り平均では130Mbpsを上回る実測値も記録するなど、光回線にも劣らない優秀さがあります。
月額料金も5,000円以内とリーズナブルに抑えられていますし、端末代も実施無料になるサービスが用意されているので、コスパについてもかなり高いといえるでしょう。
②料金とのコスパも含めるならWiMAXもおすすめ
月額料金と通信速度のバランスを求めるのであれば、auのポケットwifiでもおなじみのWiMAXもおすすめです。
繋がりやすくて通信速度の安定感もあるWiMAXは、よりリーズナブルな月額料金で利用することができます。
そんなWiMAXでは主に以下のような機種がラインナップされています。
機種名 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 | Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
---|---|---|---|---|
最大速度 | 2.2Gbps | 1.2Gbps | 2.7Gbps | 2.7Gbps |
バッテリー容量 |
|
4000mAh | ー | ー |
重量 |
|
約174g | 約599g | 約446g |
サイズ |
|
|
約W70×H182×D124mm | 約W101×H179×D99mm |
対応ネットワーク | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
対応周波数 | 2.4/5.0GHz帯 | 2.4/5.0GHz帯 | 2.4/5.0GHz帯 | 2.4/5.0GHz帯 |
Wi-Fi 6 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ディスプレイ | 約5.3インチ | 約2.4インチ | ー | ー |
5G対応機種も豊富に揃っているので、これまで以上に大容量かつ高速通信が可能になっています。
5Gによる快適なインターネットをリーズナブルに利用したい場合におすすめです。
3.通信速度の速いポケットWiFiを安く利用するなら?
通信速度が速く、月額料金もリーズナブルなおすすめのポケットWiFiとしては以下の6社が挙げられます。
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
ドコモのポケットWiFi | 4,950円 | 下り平均:130.75Mbps 上り平均:37.37Mbps |
|
GMOとくとくBB | 1~24ヶ月:4,158円(税込) 25ヶ月以降:4,708円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
Broad WiMAX | 1〜25ヶ月:4,268円(税込) それ以降:4,818円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
カシモWiMAX | 初月:1,408円(税込) 初月以降:4,455円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
UQ WiMAX | 1〜25ヶ月:4,268円(税込) それ以降:4,818円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
BIGLOBE WiMAX | 1~24ヶ月:4,378円(税込) 25ヶ月以降:4,928円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
では、それぞれのサービスの特徴やおすすめポイントについて詳しくみていきましょう。
①ドコモのポケットWiFiは公式サイトがおすすめ
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
ドコモのポケットWiFi | 4,950円 | 下り平均:130.75Mbps 上り平均:37.37Mbps |
|
主な機種 |
|
ドコモのポケットWiFIは何よりも圧倒的な通信速度が魅力のポケットWiFiです。
ハイスペックな端末が実質無料で手に入るのも嬉しいですし、ドコモの高品質な5Gポケットwifi無制限で使えるのも魅力ですね。
②WiMAXのおすすめ:GMOとくとくBB
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 1~24ヶ月:4,158円(税込) 25ヶ月以降:4,708円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
主な機種 |
|
GMOとくとくBBは、ゼウスwifiなどと比べても最大20,000円の豪華なキャッシュバックを用意しているのが魅力のWiMAXです。
端末代は無料で月額料金お割引もあるコスパの高さがおすすめポイントとなっています。
③WiMAXのおすすめ:Broad WiMAX
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
Broad WiMAX | 1〜25ヶ月:4,268円(税込) それ以降:4,818円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
主な機種 |
|
Broad WiMAXは、端末代が無料で月額料金の割引が充実しているWiMAXのプロバイダです。
auスマホとのセット割でスマホ代が毎月最大1,100円割引になるなど、通信費の節約にも向いています。
④WiMAXのおすすめ:カシモWiMAX
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
カシモWiMAX | 初月:1,408円(税込) 初月以降:4,455円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
主な機種 |
|
カシモWiMAXは、初月の月額料金が極端に安いWiMAXなので、乗り換え前後の負担が少なく済むのが魅力です。
Amazonギフト券6,000円分がもらえるキャンペーンも実施しています。
⑤WiMAXのおすすめ:UQ WiMAX
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
UQ WiMAX | 1〜25ヶ月:4,268円(税込) それ以降:4,818円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
主な機種 |
|
UQ WiMAXは、違約金が1,100円と非常に安いので気軽に申し込めるWiMAXです。
さらに、15日間の無料お試し期間が用意されているので、実際に試してみてから契約するかどうかを決められるのも嬉しいポイントです。
⑥WiMAXのおすすめ:BIGLOBE WiMAX
サービス名 | 月額料金 | 通信速度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
BIGLOBE WiMAX | 1~24ヶ月:4,378円(税込) 25ヶ月以降:4,928円(税込) |
下り平均:78.05Mbps 上り平均:15.21Mbps |
|
主な機種 |
|
BIGLOBE WiMAXは、契約期間が1年と短く、自動更新もないので短期間の利用におすすめのWiMAXです。
auやUQ mobileとのセット割も用意されているため、通信費を節約することもできます。
4.ポケットWiFiの速度を比較するときの注意点
ポケットWiFiの通信速度を比較するときは以下の5点に注意をしなければなりません。
- ①速度制限がかかっているときに行わない
- ②計測件数が少なすぎると参考にしにくい
- ③通信速度は測定環境によって大きく変わる
- ④複数の計測サービスで平均値を出す
- ⑤5Gはエリア内でなければ利用できない
安易に判断してしまうのではなく、しっかりと注意点を把握した上でポケットWiFiの通信速度の評価をしてみてください。
①速度制限がかかっているときに行わない
通信速度を計測する際は速度制限のかかっていないタイミングを狙ってください。
速度制限がかかっていると当然ながら遅い結果しか出ませんし、通常時の速度ではないので比較にもなりません。
制限時の速度を調べるという目的であれば構いませんが、比較には向かないので注意しましょう。
②計測件数が少なすぎると参考にしにくい
通信速度計測サービスで公表されている平均速度を参考にするのは非常に効果的ですが、投稿されている件数が少なすぎるとあまり参考にはなりません。
件数が少ないとどうしても平均値が極端に振れてしまうので、有効な比較が難しくなります。
一定の件数以上の投稿が確認できる平均値で比較をしましょう。
③通信速度は測定環境によって大きく変わる
通信速度はネットの接続方法や曜日・時間帯などの測定環境の違いよっても結果が異なってきます。
特に、ポケットWiFiのように携帯性のあるルーターだと、場所によって通信速度は異なってくるでしょう。
通信速度を比較する場合には、これら1つ1つの測定環境を揃えて、同条件による計測をするのがおすすめです。
④複数の計測サービスで平均値を出す
通信速度計測サービスはさまざまな種類がありますが、それぞれ計測方法などが異なるため、1つのサービスの結果だけを見て判断することはできません。
できれば、複数のサービスで計測をして、おおよその平均値を結果とする方がより実態に近づけるでしょう。
⑤5Gはエリア内でなければ利用できない
大容量かつ高速通信ができる5Gポケットwifiですが、基本的にエリア内にいなければ利用することはできません。
通信速度を計測した際に「5Gなのに遅いな」となった場合には、5Gのエリア外にいる可能性も検討してください。
ポケットワイファイ田舎で使用する場合は要注意です。
5.ポケットWiFiの通信速度を計測する方法
ポケットWiFiの通信速度を計測するには、ネット上で提供されている通信速度計測サービスを使うのがおすすめです。
代表的なサービスとしては主に以下の10個があります。
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
みんなのネット回線速度 |
|
|
RBB SPEED TEST |
|
|
USEN GATE 02 |
|
|
Fast.com |
|
|
BNRスピードテスト |
|
|
ドコモスピードテスト |
|
|
Wi-Fiミレル |
|
|
MFR回線速度チェッカー | アプリを起動する
「測定開始」をタップ |
|
auスピードチェック |
|
|
SPEEDTEST |
|
|
では、それぞれのサービスの特徴やおすすめポイント、使用手順について詳しくみていきましょう。
①みんなのネット回線速度
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
みんなのネット回線速度 |
|
|
みんなのネット回線速度は、通信速度の計測ができるだけでなく、さまざまなユーザーが投稿したサービス別の平均速度も確認できるサービスです。
通信速度を計測するだけでなく、気になっているポケットWiFiの通信速度を調べることもできるので利便性が高いです。
②RBB SPEED TEST
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
RBB SPEED TEST |
|
|
RBB SPEED TESTは、通信速度の計測を行いながらも、さまざまなユーザーの直近のデータを知ることができるサービスです。
スマホ回線などの通信速度が速いサービスがどれなのかを調べることができますし、直近のデータを中心に集めているので、正確性についても申し分ありません。
スマホアプリからの計測もできるので、どこにいても手軽に使えるのも魅力です。
③USEN GATE 02
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
USEN GATE 02 |
|
|
USEN GATE 02は、USENが提供する通信速度計測サービスで、サイトにアクセスしてからワンクリックで通信速度の計測ができるようになっています。
シンプルな機能性はもちろんですし、回線結果からさまざまなネットサービスが快適に使えるかどうかの判定もしてくれるので非常に参考になります。
④Fast.com
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
Fast.com |
|
|
Fast.comは、Netflixが運営している通信速度計測サービスで、サイトにアクセスすると自動的に計測がスタートします。
余計な操作がほとんど必要ないので簡単に使えますし、結果の表示も分かりやすいので、常にブックマークしておきたい存在と言えるでしょう。
⑤BNRスピードテスト
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
BNRスピードテスト |
|
|
BNRスピードテストは、ワンクリックで通信速度の計測ができるシンプルさが魅力のサービスです。
複数の計測方法から通信速度の結果を出すため、より正確性や信頼性があります。
通信速度の統計結果も見ることができるので、さまざまなサービスとの比較にも役立ちます。
⑥ドコモスピードテスト
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
ドコモスピードテスト |
|
|
ドコモスピードテストは、ドコモが提供している通信速度計測アプリです。
今いる場所の通信速度を計測できるのはもちろん、ドコモのWiFiスポットや4G/5Gのエリア判定などもできるようになっているのがおすすめポイントです。
⑦Wi-Fiミレル
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
Wi-Fiミレル |
|
|
Wi-Fiミレルは、通信速度だけでなく、WiFIの電波強度を測定することができるサービスです。
電波強度を計測し、部屋の場所ごとの電波の強さをマッピングしてくれるので、電波が届きにくい場所などが判明し、中継機を置くかどうかなどの判断基準として使えます。
無線接続のポケットWiFiを使う上で、電波のつながりやすさも非常に重要です。
⑧MFR回線速度チェッカー
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
MFR回線速度チェッカー | アプリを起動する
「測定開始」をタップ |
|
MFR回線速度チェッカーは、ワンタップで通信速度の計測ができるアプリで、シンプルな操作ながら使用サービスを自動で判別するなど便利な機能を搭載しています。
測定結果をもとに他のユーザーと比較することができますし、住んでいる地域やサービス別の比較も可能です。
⑨auスピードチェック
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
auスピードチェック |
|
|
auスピードチェックは、auユーザー限定で使える通信速度計測サービスです。
サイトにアクセスして「スピードチェック」という欄をクリックするだけで、簡単に計測結果を見ることができます。
⑩SPEEDTEST
サービス名 | 使用手順 | おすすめポイント |
---|---|---|
SPEEDTEST |
|
|
SPEEDTESTは、ワンクリックで簡単に通信速度の計測ができるサービスとなっています。
シンプルな機能性も使いやすくて魅力的ですし、自動的に使っているサービスを判別してくれるので、簡単なのに参考にしやすいのがメリットです。
6.Google検索から簡単に通信速度を計測できる
Google検索から簡単に通信速度を計測することもできます。
こちらは特定のサービスやアプリを使うというのではなく、Google検索から直接速度を計測する形になっています。
大まかな手順は下記の通りです。
- Googleで「スピードテスト」を検索する
- 検索結果の一番上に「インターネット速度テスト」が表示されているのを確認する
- 「速度テストを実行」をクリックする
- 計測結果を確認する
このようにGoogle検索から直接通信速度の計測ができるようになっています。
手軽に通信速度を知りたいと思っている方は、こちらのやり方も覚えておいてください。
7.ポケットWiFiが遅い時の原因は?
ポケットWiFiの通信速度が遅くなっている原因としては以下の7点が考えられます。
- ①通信障害が発生orメンテナンス中
- ②速度制限にかかっている
- ③ポケットWiFiと受信端末の距離が遠い/障害物がある
- ④電波の届きにくい場所にいる
- ⑤ポケットWiFiの不具合
- ⑥混雑する時間帯に利用している
- ⑦ポケットWiFiに接続している台数が多い
では、具体的に何が起きているのか1つずつ詳しくみていきましょう。
①通信障害が発生orメンテナンス中
ネット回線で通信障害が起きていたり、回線設備のメンテナンスをおこなっていたりする場合には、一時的にネットが使えなくなってしまいます。
ユーザー側で対処することはできないので、公式サイトやTwitterなどをチェックして、最新情報を把握してみてください。
障害が解決したり、メンテナンスが終わったのが確認できたりしたのに遅い場合は別の原因が考えられます。
②速度制限にかかっている
WiMAXなどのように速度制限のあるサービスを使っている場合は、速度制限によって通信速度が遅くなっている可能性が高いです。
特に、夜間帯など速度制限がかかる時間帯で遅い場合には、かなり可能性が高いと言えるでしょう。
通信量カウンターを確認して、速度制限の基準に引っ掛かっていないかチェックしてみてください。
③ポケットWiFiと受信端末の距離が遠い/障害物がある
ポケットWiFiとスマホやタブレットといった受信端末の距離が遠いと、電波が届きにくく、通信速度が低下してしまいます。
その他にも、ポケットWiFiと受信端末の間に壁などの障害物がある場合にも、速度低下を招いてしまいます。
④電波の届きにくい場所にいる
地下鉄の中やビルなどの建物の中、山間部など電波の届きにくい場所にいる場合も、通信速度が遅くなるケースがあります。
使用するネット回線によって、電波のつながりやすさや障害物に対する強さ、提供エリアが異なるので、1つ1つ確認してみてください。
⑤ポケットWiFiの不具合
ポケットWiFiの端末自体に不具合が生じて、通信速度が低下したり、繋がらなくなったりするケースも考えられます。
再起動をすればもとに戻るケースもあるのですが、不具合が長く続くようであれば故障も鵜方いましょう。
⑥混雑する時間帯に利用している
同時にネット回線を利用するユーザーが多くなる時間帯に使っていると、通信速度の低下を招いてしまいます。
夜間帯や休日などユーザーが増える時間帯ほど、こういった傾向が起こりやすくなるので注意が必要です。
⑦ポケットWiFiに接続している台数が多い
ポケットWiFiを何台ものデバイスと同時に接続していると、その分通信速度が低下してしまいます。
同時接続台数が多いポケットWiFiもありますが、使っていないものまで接続していると、速度が遅くなるので注意してください。
8.ポケットWiFiが遅い時の対処方法
ポケットWiFiが遅い時には以下のことを試してみてください。
- ①端末を再起動する
- ②各デバイスと再接続をする
- ③受信端末をWi-Fi設定をチェックする
- ④使っていない端末との接続を切る
- ⑤周波数帯を変えてみる
- ⑥有線で接続してみる
- ⑦ポケットWiFiの置き場所を変えてみる
- ⑧電波の届きやすい場所に移動する
- ⑨速度制限にかかっていないかチェックする
- ⑩通信障害やメンテナンス情報を確認する
上記の対処方法を1つ1つ試していけば、問題が解決できる可能性が高いです。
では、それぞれの方法について具体的にどのようにするのか詳しくみていきましょう。
①端末を再起動する
端末を再起動するのは最もシンプルで解決する可能性が高い方法となっています。
大抵の問題は再起動で解決できますし、やり方も簡単なのでとりあえずはこの方法だけでも覚えておくといいでしょう。
再起動でも解決できない場合は、以下の方法を試していくという流れになります。
②各デバイスと再接続をする
ポケットWiFiと接続しているスマホやパソコンといった端末との接続を一旦切断して、もう一度接続し直してみてください。
スマホであれば、Wi-Fi設定を一度OFFにしてから、もう一度ONにして反応を伺っていきます。
③受信端末のWi-Fi設定をチェックする
スマホやパソコンなどでWiFi設定がOFFになっていると、ネットに接続することはできませんし、時には別の電波を拾って接続している可能性もあるので注意してください。
WiFi設定を開いて自分のポケットWiFiと正しく接続できているかを確認しましょう。
④使っていない端末との接続を切る
同時接続台数が多すぎて通信速度が低下している場合には、使っていない端末の接続を切ってください。
使っていないパソコンやタブレットなどと無駄に接続している場合には、ちゃんと切断して台数を管理する癖をつけましょう。
⑤周波数帯を変えてみる
Wi-Fiで使用する周波数帯を切り替えることで改善することができます。
主な周波数帯と特徴は以下の通りです。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4GHz | ・対応機器が多い ・障害物に強い ・安価 |
5.0GHz | ・通信速度が速い ・電波の干渉を受けにくい |
使用環境に応じて適した周波数帯を使ってみてください。
⑥有線で接続してみる
有線接続に対応したポケットWiFiを使っているなら、速度が遅い場合に優先接続するようにしてみてください。
有線接続の方が安定しますし、速度も速くなる可能性があります。
⑦ポケットWiFiの置き場所を変えてみる
距離が遠かったり、障害物があったりして電波が届きにくく通信速度が低下している場合には、ポケットWiFiの置き場所を工夫してみてください。
使用するスマホやパソコンなどと近い位置に設置をして、電波が届きやすい環境で使うようにすると改善できるでしょう。
⑧電波の届きやすい場所に移動する
Wi-Fiの基地局から届く電波がポケットWiFiに届いていない可能性があります。
地下鉄の中やビルの建物の中など、電波の届きにくい場所にいる場合には、移動をして電波が入る場所でもう一度接続してみてください。
⑨速度制限にかかっていないかチェックする
ポケットWiFiが速度制限にかかっていると、どうしても通信速度は低下してしまいます。
各社のサービスによって速度制限の有無や基準が異なるのであらかじめ把握しておきましょう。
サービス | 速度制限 |
---|---|
WiMAX | 直近3日間で15GB以上使用 |
ドコモ | なし |
ソフトバンク | なし |
クラウドSIM | なし |
⑩通信障害やメンテナンス情報を確認する
ポケットWiFiに通信障害が起きていたり、メンテナンスが行われていたりする可能性があるので、公式サイトや公式Twitterをチェックして現状を確認してみましょう。
この場合は基本的に復旧を待つしかないので、最新情報をチェックしながら過ごしてください。
9.インターネットを快適に利用するのに必要な通信速度は?
インターネットを快適に利用するために必要な通信速度について解説していきます。
用途別に目安となる通信速度としては下記の通りです。
インターネットを快適に利用するのに必要な通信速度 | |
---|---|
Youtube | 5Mbps〜 |
VOD(動画配信サービス) | 10Mbps〜 |
ビデオ通話(Zoom) | 10Mbps〜 |
SNS | 3Mbps |
メールやWebサイト閲覧 | 1Mbps〜 |
オンラインゲーム | 30Mbps〜 |
では、具体的に1つ1つの用途について詳しくみていきましょう。
①Youtube
Youtubeで動画を視聴する場合には、5Mbps以上の通信速度が必要です。
再生する画質にもよりますが、5Mbps以上あればHD画質の動画を快適に再生することができます。
動画を快適に視聴するための通信速度のハードルはそこまで高くないことがわかりますね。
②VOD(動画配信サービス)
動画配信サービスでコンテンツを視聴する場合には、10Mbps以上が目安となります。
サービスによって推奨環境は異なりますが、おおむねこの程度の速度が出ていれば標準画質で快適に動画が楽しめるでしょう。
ただし、4Kなど高画質で再生する場合は25Mbps程度の通信速度が必要になります。
③ビデオ通話(Zoomなど)
Zoomなどのツールを使ってビデオ通話をする場合には、10Mbps以上の通信速度が必要です。
仕事でビデオ通話を利用する機会も増えているので、スムーズに使えるように使用するネット回線の通信速度が基準を満たしているかを確認しておきましょう。
④SNS
SNSもサービスによって異なりますが、1Mbps以上あれば快適に利用できるでしょう。
ただし、画像や動画などを数多く表示させる場合には、もう少し通信速度が必要になるケースもあるので、使用するSNSの特性を考慮してみてください。
⑤メールやWebサイト閲覧
メールやWebサイトの閲覧については、1Mbps程度で十分快適に使えます。
ただし、データ量の多いサイトを閲覧する場合や、画像や動画などを添付してメールを送る場合などは、ある程度の通信速度がないと動作が遅くなってしまうので注意してください。
⑥オンラインゲーム
オンラインゲームをプレイする場合は、30Mbps以上あれば問題なくプレイできます。
さらに、快適さを求めるのであれば100Mbps以上が必要となりますが、プレイするだけなら30Mbps程度でも十分です。
10.通信速度以外で快適なポケットWiFiを見分けるポイント
ポケットWiFiの通信速度以外で快適に使えるかどうかを判断するためのポイントとしては以下の5点が挙げられます。
- ①5G対応
- ②Wi-Fi 6対応
- ③ビームフォーミング
- ④バンドステアリング
- ⑤有線接続への対応
では、それぞれどういったものなのか詳しくみていきましょう。
①5G対応
5Gは従来の方式よりも大容量かつ高速通信が可能になった新しい通信方法のことです。
ポケットWiFiが5Gに対応していれば、より快適に使えるのでスペック表をチェックしてみてください。
主なポケットWiFiの5G対応状況は以下の通りです。
機種名 | 5G |
---|---|
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 | 対応 |
Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01 | 対応 |
Wi-Fi STATION SH-52B | 対応 |
Speed Wi-Fi NEXT W06 |
非対応 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 |
非対応 |
FS030W |
非対応 |
Rakuten WiFi Pocket |
非対応 |
Wi-Fi STATION SH-52A |
対応 |
Pocket WiFi 603HW |
非対応 |
Aterm MR04LN |
非対応 |
②Wi-Fi 6対応
Wi-Fi 6とは、無線接続を行うための通信方式の1つで、最も新しい規格の名称です。
この規格に対応していると、より高速での通信が可能になりますし、電波も届きやすくなるのでより快適にネットを使うことができます。
ポケットWiFIと受信端末の両方でWi-Fi 6に対応しているかをチェックしてみてください。
③ビームフォーミング
ビームフォーミングとは、ポケットWi-Fiから発せられる電波を特定の方向に向けて集中的に送受信する機能のことです。
これによって使用するスマホやパソコンといった受信端末に向けて電波が集中的に送られるため、つながりやすく快適にネットが使えるようになります。
④バンドステアリング
バンドステアリングとは、利用状況に応じて使用する電波の周波数帯を自動的に切り替える機能のことです。
先ほど触れたポケットWiFiで使用する2つの周波数帯には、それぞれ異なる特徴があります。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4GHz | ・対応機器が多い ・障害物に強い |
5.0GHz | ・通信速度が速い ・電波の干渉を受けにくい |
例えば、安定した環境でポケットWiFiを使っているのであれば、通信速度に優れる「5.0GHz」の周波数帯に切り替えますし、距離が遠かったり、障害物が間にある場合には「2.4GHz」に切り替えて安定した通信を維持しようとします。
⑤有線接続への対応
ポケットWiFiに無線接続だけでなく、有線接続ができる機能があると、より快適にネットが使いやすくなります。
有線接続の方が通信が安定しますし、通信速度にも優れるので選択肢として有線接続があると非常に便利です。
11.ポケットWiFiの通信速度に関するQ&A
最後にポケットWiFiの通信速度に関する気になる質問をまとめました。
不明点やよくわからない点がある人はこちらを参考にしてみてください。
質問です。速度制限がかからないポケットWiFiはある?
回答です。WiMAX以外のポケットWiFiであれば基本的に速度制限はありません。
質問です。速度制限がかかったときの通信速度はどれぐらい?
回答です。WiMAXの場合だとおおむね1Mbps程度に制限されてしまいます。
質問です。ポケットWiFIの通信速度を上げる方法は?
回答です。以下のような方法を試してみてください。
- ①端末を再起動する
- ②各デバイスと再接続をする
- ③受信端末をWi-Fi設定をチェックする
- ④使っていない端末との接続を切る
- ⑤周波数帯を変えてみる
- ⑥有線で接続してみる
- ⑦ポケットWiFiの置き場所を変えてみる
- ⑧電波の届きやすい場所に移動する
- ⑨速度制限にかかっていないかチェックする
- ⑩通信障害やメンテナンス情報を確認する
質問です。無線接続と有線接続で速度が上なのはどっち?
回答です。有線接続の方が通信が安定するため通信速度も速い傾向にあります。
質問です。WiMAXはプロバイダによって通信速度は違う?
回答です。WiMAXではプロバイダによって通信速度は変わりません。
質問です。通信速度の計測でサービスによって結果が異なるのはなぜ?
回答です。計測の方法が異なるためです。そのため、複数のサービスで計測をした結果を参考にするのがおすすめです。
質問です。ポケットWiFiに記載されている最大速度が出ないのはなぜ?
回答です。スペック表に記載の最大速度は理論上可能な最大速度(ベストエフォート値)で、実際に利用した際に出る通信速度とは異なるからです。
質問です。最大速度が上なら通信速度も速い?
回答です。一概には言えませんが、最大速度と平均速度を並べてみると、そういった傾向はあると言えます。
質問です。ポケットWiFIの近くに家電製品を置かない方がいい理由は?
回答です。電波干渉を起こして通信が途絶えてしまうからです。
回答です。もちろんスペックが高いほど通信速度が速くなると期待できますが、使用環境にも左右されるため必ずとは言い切れません。
コメントを残す