地元に戻るため

保育士の仕事は国家資格が必要で、大半の方が大学、短大、専門学校に進学をして資格を取っています。
そのため、進学で地元を離れてそのまま、学校の近くや全国各地の大都市を中心で就職活動をされる方が多いです。
また、全体で見れば少数ではありますが、複数の都道府県に渡って展開する民間の保育園もあって、配属先が自宅から通勤圏内でないところになったり、転勤ありの条件で正社員採用しているケースもあります。
こうした傾向から、保育士の転職理由では、地元に戻りたいといった理由も多いのが特徴です。
1人暮らしが、しんどいという意見も
保育士の仕事は長時間労働の激務な環境が多いです。
都会に憧れて地元を離れてみたものの、1人暮らしだと家事をこなす余裕がなく、楽をしたいということを理由に実家に戻る人も多いです。
また、働いてみたら予想以上に給料が低く、家賃を払えなくなったり、ストレス解消に使えるお金が無いことを理由にしているケースもあります。
保育士の給料は地域格差がある
地元に戻っても仕事は見つかるものの、勤務地が変わると給料相場も変わってくることもあるので注意しましょう。
地域によっては年収100万円ほどの差が出ることもあるので、地元に帰ってみたものの、こんなハズではなかったと後悔するケースもあります。
全国的に人口密度が高い大都市になるほど保育士の給料は高いです。
しかし、ほかにも自治体の財政や共働き率、地価など様々な要因も関係してきます。
全国で1番平均給与が高いのは愛知県です。大阪、東京以外の地域が一番高給与になる職種は珍しく、保育士ならではの給与相場が各地域に存在します。
簡単にネットで求人情報をチェックできるので、地元に帰ろうと思ったときは決断をする前に、あらかじめ地元ではどのような待遇の求人があるかチェックしておくと良いでしょう。
地元に戻る安心感
保育士は職場の人間関係が悪いところが多く、最近ではモンスターペアレンツと呼ばれるクレーマーの保護者が増えています。
結果的に長く働いていくと、人間不信で誰も信じられなくなって、地元で昔から知っている信頼できる友人が恋しくなります。
地元を離れて就職すると、休日も職場の人と遊んだり1人で過ごす時間が多くなって地元が恋しくなるものです。
また、地元だと働きながら帰省したついでに面接を受けられるメリットもあります。
ネット求人で応募して電話やメールで日程調整さえ済ませておけばスムーズに話を進められますし、職場に就職活動をしていることがバレる心配も少ないです。