総裁選対応8日決定

 自民党竹下派(55人)は8日、臨時役員会を開き、9月の党総裁選への対応を決定する。派内の4割近くを占める参院側が石破茂元幹事長(61)を推す方向なのに対し、衆院側は安倍晋三首相(63)支持が多く、一本化は難しい状況。会長の竹下亘党総務会長は石破氏を支持するとの見方が出ている。
 竹下氏は7日の記者会見で「総裁選はきちんと議論しなければならない」と述べ、複数候補による緊張感のある論戦が必要だとの認識を示した。同時に「多少の過熱はあってもいいが、人事をどうするとか、そんなばかげた話はない」と語り、報復人事をちらつかせる首相陣営をけん制した。
 来夏の参院選をにらみ、竹下氏は「安倍1強」が安易に続くことに否定的な見解を周囲に伝えており、派内では「会長は石破氏を支援したいのだろう」と受け止められている。
 竹下氏は7日、東京都内の派閥事務所で、所属する衆院議員を対象に意向を聴いた。2日に実施した前回の聴取に参加しなかった約10人が対象で、首相支持や竹下氏への判断一任などに意見が割れそうだ。
 これに先立ち、竹下氏は所属参院議員からも意見聴取。同氏と参院側を束ねる吉田博美党参院幹事長が最終的な協議を行い、参院側がその判断に従うことを申し合わせた。派全体としては、8日の役員会を経て、9日に長野市で開く例会で最終的な同派の方針を発表する。