総裁選にらみ再出発

 自民党額賀派は14日夕、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥会長の額賀福志郎元財務相(74)は、自らは会長を退任して竹下亘党総務会長(71)に引き継ぐ意向を表明する見通しだ。竹下氏の兄の故登元首相が創設した派閥の流れをくむ同派は、代替わりに伴い「竹下派」の名称を復活させて再出発する。秋の党総裁選に向け、存在感を示せるかが課題となる。
 額賀派は衆参両院議員計55人の党内第3派閥。かつては登氏のほか、橋本龍太郎、小渕恵三両氏(ともに故人)が首相に就いて権勢を誇ったが、以後は首相・党総裁を出せず、地盤沈下が進んだ。
 2009年9月に会長に就任した額賀氏は一度も総裁選に出馬しておらず、派内では指導力不足を問う声が強まっていた。同派所属の参院議員が1月下旬から2月上旬にかけ、額賀氏の退任を求めて派閥例会を集団でボイコットするなど「お家騒動」に発展。額賀氏がパーティーを花道に退任し、新体制に移行することで折り合っていた。