派閥後継、竹下氏で調整・自民

 自民党額賀派の額賀福志郎会長は8日午前、自身に退任要求を突き付けた参院議員団トップの吉田博美党参院幹事長と東京都内で会談し、3月14日の派閥パーティーまで額賀氏が会長を務めることを確認、新体制について協議に入ることで一致した。額賀氏が退任し、後継会長には副会長を務める竹下亘党総務会長が就任する方向で調整する。
 額賀氏は8日昼に都内の派閥事務所で開かれた例会で、吉田氏とパーティーに向けて協力することで合意したと説明。今後の派閥の在り方について「吉田氏と私で率直に誠意をもって話し合うことで共通の認識を持った」と述べた。
 一方、例会ボイコットを続ける吉田氏は国会内で記者団に「互いに今後の方向性について理解し合った。パーティーに向け、全会一致頑張っていく」と表明。パーティーまで額賀氏が会長職にとどまることを了承したことを明らかにした。来週以降、参院議員団は派閥例会に出席する。
 額賀派では、集団離脱も辞さない構えを見せた吉田氏ら参院側の動きを受け、衆院議員の中にも会長交代論が拡大。分裂を回避するため、額賀氏の退任で事態を収束させることになった。
 派の執行部は、額賀氏が名誉会長に就くとともに、茂木敏充経済再生担当相を副会長から会長代行に昇格させる案で調整している。
 低迷が続く額賀派は現在、所属議員が55人で党内第3派閥。新体制の下、秋の党総裁選やその後に想定される内閣改造・党役員人事をにらみ、態勢の立て直しを急ぐ方針だ。