遮水壁補助工事を検討/東電

 東京電力福島第1原発の放射能汚染水対策として1~4号機周囲の土壌を凍らせる「凍土遮水壁」について、3月末の運用開始から2カ月近くが経過しながら、約1割の土壌が凍結していないとみられることが、26日までに東電への取材で分かった。
 東電によると、土壌に含まれる石の粒径が大きいため、地下水の流れが速く、凍りにくい部分があるとみられる。東電は、こうした部分に薬剤やセメントを流し込むことで地下水の流れを止めるなどの補助工事を検討しており、原子力規制委員会に工事実施の考えを伝えた。
 凍土壁は、地中に打ち込んだ凍結管に冷却液を流し、土壌の温度を低下させて凍らせる仕組み。3月31日から運用が開始されている。